ホバークラフトが走れる場所は?
コックピットには前後ふたり乗りのタンデムシートとデジタルダッシュボード、クルマと同様のステアリングホイールと2ペダルが配置される。その両脇にはボートのようなサイドデッキがあり、水上の乗り物でもあることをアピールするという趣向だ。
ただし、アメリカではホバークラフトは船舶扱いとなるため、このアローサも公道を走ることはできない。あくまでも水上と、私有地内で楽しんでくださいということになる。ヴォン・メルシエ社としても、販売ターゲットは大型ヨットのオーナーなど、富裕層を想定している。
日本でもホバークラフトの公道走行は不可だが、地上の私有地内ならOK、水上は船舶扱いなので該当の免許が必要となる。広大な土地を個人で持っている人はそれほどいないだろうが、リゾート施設のアクティビティとして、このアローサを導入してみたら面白いのではないだろうか。