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WRC6連覇を遂げた伝説のマシン! 世界中のラリーファンを魅了した「ランチア・デルタ」の進化をたどる

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TEXT: 高桑秀典 PHOTO: 高桑秀典/STELLANTIS/Auto Messe Web編集部

  • 1979年に発売されたデルタ
  • ランチア・ラリー037
  • ミッドシップ4WDという魔改造モデルだった
  • ランチア・デルタS4
  • ランチア・デルタHF 4WD
  • 1987~1992年にWRCのマニュファクチャラーズタイトルを6連覇したランチア・デルタ
  • ランチア・デルタHFインテグラーレはブリスターフェンダーが特徴
  • 1990年のラリー・モンテカルロを走るデルタ
  • 1992年にアバルトが投入したエボルツィオーネ
  • ランチア・デルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネII
  • ランチア・デルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネII
  • 1987~1992年にWRCのマニュファクチャラーズタイトルを6連覇したランチア・デルタ

FF小型ハッチバックがラリー王者に化けた出世魚!

 ランチア・デルタと聞いて、1979年にデビューしたFF時代の小型高級車をイメージするカーカニアもいると思うが、おそらく自動車趣味人のほとんどがラリーカーのベースとなったデルタHF 4WD以降のモデルを思い浮かべるはずだ。

1979年に発売されたデルタ

最終的に600psを超えたバケモノ「デルタS4」

 ランチアが世界ラリー選手権(WRC)のために、スーパーカーブームの名脇役でもあった「ストラトス」を開発し、その後、グループB規定が導入されるとミッドシップ/後輪駆動の「037」を投入したことは有名な話だ。そして、ライバルメーカーが4WDマシンを開発し、その熟成が進んだことによって037が苦戦を強いられるようになる。

ランチア・ラリー037

 そこでランチアは、もともとはジウジアーロがデザインした実用的なファミリーカーであった「デルタ」を元に、ミッドシップ/4WDの「デルタS4」を開発。1985年シーズンの最終戦からこのニューマシンを実戦投入した。

ランチア・デルタS4

 デルタS4の戦績は13戦中6勝という輝かしいものだったが、1986年シーズンの第5戦ツール・ド・コルスでトップを快走していたヘンリ・トイヴォネンのデルタS4がコースアウトし、崖下に転落。炎上してしまい、トイヴォネンとコ・ドライバーのセルジオ・クレストが亡くなってしまった。そういったこともあり、重大事故が続発するグループB規定は危険すぎると判断され、1986年シーズンで終了。1987年以降は各メーカーがグループA規定にて選手権を争うことになった。

ミッドシップ4WDという魔改造モデルだった

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