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サーキットの狼世代のBMWといえば「320グループ5」が憧れ! シルエットフォーミュラのド派手マシンが売り出し中!

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: Courtesy of RM Sotheby's

正真正銘のBMWファクトリー物件

 今回RMサザビーズ社からプライベート・セール(個人間売買)に出品されたBMW 320i グループ5は、当時製作されたモデルの中でも、ファンにとって最も鮮明な記憶に残る1台だろう。

 鮮やかなオレンジに、メインスポンサーのリキュールメーカー「イエーガーマイスター」のロゴ。ニュルブルクリンクでエグゾーストから炎を吹き出し、膨張したタイヤがかろうじてフェンダーに収まっている姿を覚えているファンも多いことだろう。

 ちなみにこのモデルは1977年シーズンまで使用されたもので、シャシーナンバーは「R1-06」。エンジンは途中で交換されたのか「M12/7」のナンバーを持つが、これも正真正銘BMWのファクトリー仕様であることが、BMW自身によって証明されている。

 1977年にレースでのキャリアを終えると、何度かその所有者が変わったR1-06だが、その後2008年から6年間の長期にわたってレストア作業を受けている。それは全コンポーネントの分解を含む、完全な「ナット&ボルト」。

 シャシー、サスペンション、デファレンシャル、トランクリッド、ドアなどの主要パーツはすべてオリジナルだが、フロントスポイラーとリヤウイングだけは再生産されたものだと販売委託者は説明している。さらにサーキットシートや当時の写真、モータースポーツ関連雑誌など、10冊のリングバインダーからなるヒストリーファイルも付属しているということだ。

 誰の目からも一瞬で注目を集める、イエーガーマイスターマイスターのカラーリングが美しい320グループ5。モータースポーツのヒストリーを語るうえでは、非常に強く記憶に残る時代のアイコンと言ってもよいだろう。

 現在、Sotheby’s(サザビーズ)のプライベート・セールに出品中。はたしてどのようなオーナーの元へ嫁いでいくのだろうか。

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