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昭和では当たり前だった自動車の装備とは? 今や消滅してしまった懐かしアイテムいくつ知ってる?

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: 写真AC/AUTO MESSE WEB

  • 懐かし装備の灰皿

  • ロッドアンテナ
  • アンメーター
  • 懐かし装備の灰皿

当時はとても画期的な装備もあった!

 クルマの装備というのは、時代によってけっこう進化しているもの。それはコストも関係していて、登場時は高価な装備だったのが普及することで量産され、安くなったことで、さらに一般的になるというのもある。その影響で以前の装備はなくなったりするのだが……。いずれにしても、装備は時代を写す鏡ということで、昭和の時代では当たり前だった装備を見てみることにしよう。

ロッドアンテナ

 今でも軽の商用車では手で伸ばす引き出し式のアンテナが付いているが、昭和の時代はこれを豪華にしたものが存在。例えば、オーディオをオンにすると自動で伸びるオートアンテナと呼ばれた、電動伸縮タイプはちょっとした憧れの装備のひとつ。なかにはスイッチで伸び縮みを任意でできるものもあった。

ロッドアンテナ

くるくるウインドウ

 現在は絶滅したと言っていいが、見たことがある方は多いだろう。電動ではなく、手動でハンドルを回してウインドウを上下させるもので、自分が座っている側を操作するのはいいとしても、反対側や後席を回して開閉するのは困難だった。ETCが普及した今では手動でも不便はないかもしれないが、高速道路などの料金所でくるくると回して窓を開けて料金を払ったりするのは、かなりの面倒だった。電動は1970年代には普及し始めたが、憧れの装備ゆえ、モーターをかぶせるという後付けもあった。

灰皿

 いつの間にか絶滅してしまったのが灰皿。ここまで禁煙が広まると当然だろうが、その昔は前だけでなく、後席用もあったのはあらためて思うと驚きだ。ガソリンスタンドではサービスで芳香剤の玉を入れてくれることもあったが、コーヒーの粉を入れると消臭&香ばしい香りがするというこだわりテクもあった。

シガーソケット

 灰皿ともどもなくなったというか、正確にはソケットは12ボルト取り出し用として残っているが、完全消滅はシガーライターだ。押すと電気が通って、先端の電熱線が熱くなってタバコに火が点けられるというもの。昭和の時代は、ドライブとタバコは切っても切れない関係だった。

チョーク

 年齢によってはチョークと言われてもなにがなにやら、かもしれないが、ステアリングの下あたりに付いていて、引っ張ると燃料が濃くなりエンジンが掛かりやすくするもの。キャブレター時代ならではの装備で、冬場はこれがないと始動が困難なほど。夏には不要であり、暖まっても引きっぱなしだとかぶってしまい、不調の原因にもなった。また引き具合によって掛かりが違うので、そのあたりの見極めも運転上手かどうかのポイントのひとつだった。

キンコンブザー

 昭和の装備を語るのに鉄板な装備といえるだろう。100km/hを越えると警告のために「キンコンキンコン」とアラームが鳴り響いた。今のようなデジタル音ではなくアナログな感じで、けっこううるさかったため、外してしまう人もいた。法律で定められたものではなく、自主規制的な装備だったので、取り外しても別に問題はなかった。

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