「メッサーシュミット」など4組の参加者に感想を聞いてみた
大雨にもかかわらず、会場には楽しかった1日の余韻に浸っているエントリー車両が何台か残っていた。今回は「イセッタ」に「ハインケル」、3台の「メッサーシュミットKR200」といったバブルカーが参加していたが、その3台のKR200のなかの1台のオーナーさんに声をかけてみた。
千葉県の加茂川正洋さんは、奥さまの恵子さんとエントリー。じつはこのメッサーシュミット、加茂川さんにとって初めてのヒストリックカーだそうだ。子どもの頃に飛行機のメッサーシュミットの存在を、そしてそのメッサーシュミットが作ったクルマがあると知り、KR200のの姿にひと目惚れしたという。
レストアが済んだら譲ってもいいというメッサーシュミットのオーナーを紹介してもらい、約2年前に晴れて1960年式メッサーシュミットKR200のオーナーとなったばかりだ。通常のクルマと違い、前後にタンデム式で乗車するKR200だが、後部座席に乗る恵子さんの指示に従っての走行は、雨ながらも最高に楽しかったそうだ。
また、これも希少な1964年式「ルネ・ボネ・ジェット」で参加した田中さん(ドライバー)と熊倉さん(コドライバー)は、「拭いても拭いても、窓は真っ白でした」と、ゴールして安堵の表情を浮かべていた。
補助灯を装着しラリーモデファイを施したハードトップの1959年式「オースティン・ヒーレー3000」で参加した上野山さん(ドライバー)&松澤さん(コドライバー)組は、千葉県・成田での「ニューイヤーラリー」や埼玉県・皆野町の地域おこしイベント「皆野サンデーラリー」の運営にも携わるベテランだけあって、見事クラス優勝を獲得した。
そしてイエローバルブもまばゆい「ルノー・ドーフィン」は紀伊さん(ドライバー)と篠田さん(コドライバー)。ツインキャブ化やハイカム、本来3速のところ4速のミッションを搭載するなど、ゴルディーニ・チューンに匹敵する内容のモデファイが施されていて、気持ちよい運転が楽しめるという。数年連続して、年末の忘年会ラリーを楽しんでいるそうだ。
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2022年はあいにくの悪天候となったが、それでも参加者もギャラリーたちもヒストリックカーのお祭りを満喫していたコッパディ東京。2023年の勤労感謝の日も、カレンダーにチェックしておいた方がいいだろう。















































































