蒲郡市内を巡る約53kmのコースを走行
スカベンジャーラリーというと少し聞きなじみがないかもしれないが、いわゆる買い物ラリーとも呼ばれるもので、公道を閉鎖して行うようなコンペティティブなラリーとは異なる。一般公道で法定速度を守りながら、さまざまな課題をクリアしつつ、設定されたルートを走行する競技だ。
今回の「パワステがまごおり」のスカベンジャーラリーでは、ラグーナ地区をスタート&ゴール地点とし、三河湾が一望できる三河湾スカイラインを通り、ボートレース蒲郡やスパ西浦モーターパークなど設定されたチェックポイントを通りながら、蒲郡市内約53kmのコースを走行することとなる。
またスカベンジャーラリー以外にも、ラグーナ地区ではラリーカーのデモランやオフロード走行同乗体験なども行われ、車両の展示、さらには三河湾のクルージング体験もでき、ラリーに参加しなくてもたっぷり楽しめる一日となっている。
クラシックカーで蒲郡のロケーションを楽しんでほしい
鈴木寿明蒲郡市長は、今回この「パワステがまごおり」開催に向けたこの取材に対して、次のように語ってくれた。
「蒲郡市内には、絵になる風景やロケーションなどが数多くあります。以前より、モータースポーツでこの蒲郡を盛り上げたいと考えていたところ、勝田照夫会長とのお話のなかで、スカベンジャーラリーを開催するに至りました。ラリーで市内を巡っていただき、蒲郡のロケーションを感じてもらえればと思います。また、街中を普段見かけないクラシックカーやスポーツカーなどが走行することによって、非日常を感じワクワクしてもらえればと思います」
「当日は、スカベンジャーラリーのほかにも多くの楽しいイベントを予定しています。誰もがワクワクするイベントに、人々が集い、カテゴリーを超えた“共創の礎”ができていけば、ここ蒲郡での交流が希望ある未来につながっていくものと私は期待しています」とコメントをよせてくれた。
ラリージャパンの開催地域からは少し外れてはいるものの、蒲郡市は、海を見下ろしながら爽快に走ることができるいわゆる峠道がある。そのほかにも、海沿いのドライブウェイもあり、温泉があり、さらに竹島という橋で渡ることができる島もあって、まるで箱根と湘南と江の島がある小さな神奈川といった雰囲気でもある。
一度訪れてみたい街であることは間違いない。まずはこの記念すべき第1回目の「パワステがまごおり」の成功を祈り、第2回、第3回と引き続き開催されていくことを期待したい。