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ケータハム「セブン170R」の走りは超刺激的! 国産チューニングカー好きもビックリの本格派でした【AMWリレーインプレ】

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TEXT: AMW 原田貴俊  PHOTO: AMW 原田貴俊

  • ケータハム170Rのエンブレム

  • リアルスタイル
  • エンジン
  • ケータハム170Rのエンブレム

英国紳士のためのスポーツカーに初めて触れた

4名のAMW編集部員による、1台のクルマを独自の目線でそれぞれがインプレッションする「AMWリレーインプレ」。今回お題にしたのは、イギリスの名門「ケータハム」が手がけるライトウェイトスポーツ「セブン」だ。試乗するのは、軽自動車用エンジンを搭載する「170R」。完成されていると言ってもいい名車を、初めて乗る初心者目線、そしてカスタムカー好き目線も織り交ぜてリポートしてみたい。

タイムスリップしたかのような伝統を受け継ぐスタイルにドキドキ

これまで、ダイハツ「コペンGR SPORT」、BMW「118d」、トヨタ「GRスープラ」と試乗してきた。どれもそれぞの個性が際立ち、魅力的なモデルばかりだ。もちろん、今回試乗するケータハムセブンも個性の塊と言っていい1台。だが、編集会議で試乗することが決まったとき、正直な感想を言えば「え、マジ?」という思いだった。

なぜなら、これまでこういったクルマに興味を持ったことがなかった自分にリポートできるかな、と思ったからだ。しかし、それは逆に脳内補正が働かない、純粋な目線で乗ることができるので問題なし。もうひとつ不安に思ったのが、これまでチューニング&カスタム好きの私は「どのようにカスタムしたらもっと楽しく乗れるか」をテーマにリポートしてきた。ある意味完成されているケータハムセブン、これ以上にカスタムできるのだろうか? と率直に思ったから。しかし、それも試乗してみて杞憂だった。

とある日曜の早朝、それまで試乗・撮影をしていた編集部竹内と合流し、ケータハムセブン170Rと初対面。フロントウインドウのある「170S」と比べて、スポーツカーとしての本気度がハンパない。そして、ボディサイズも非常にコンパクトであり、隣に並ぶ乗用車と比べても、ものすごく小さいことをあらためて実感した。

リアルスタイル

まずはぐるりと車両をひとまわり。無塗装のアルミボディがレーシーな雰囲気を醸し出す。ノーズコーンと呼ぶ車両先端部分のカウルや前後のタイヤをカバーするサイクルウイングもカーボン製のオプション品を装着。これだけで、レースカーのような雰囲気である。しかし、ヘッドライトのハウジングだけはマットブラックのスチール製。どうせなら、ここもカーボンにして統一感をもたせてくれたほうがカッコイイ。もしかしたら、アフター品が発売されているのかもしれない。

当日は、AMWにてモデルカーなどの記事を執筆し、セブンを愛車としている長尾 循さんにもお越しいただいて、セブンについて教えていただいた。長尾さんに聞くと、アルミボディの迫力に憧れて無塗装で乗る人が多いものの、手入れの大変さを嘆いて結局塗装してしまう人も多いのだとか。たしかに、一箇所を磨けばほかの部位も気になり、結局全部を徹底的にやりきらなければなくなる。一部がくすんでしまっては、魅力は半減。自分にこの苦労と向き合い続けるのは、難しいだろう。

個人的には、スポーツカーは派手なボディカラーが似合うと思っている。このケータハムセブンに乗るとしたら、山吹色のような濃い目の黄色でペイントしたい。カタログにあるファイヤークラッカーイエローもオシャレだが、もう少し濃くても似合うのではないだろうか?

ホイールはスポーティなブラックの8本スポークタイプ。サイズは4.5J×14、組み合わせるタイヤは155/65R14だ。カスタム好きとしてはインチアップしたくなるが、このクルマは完成されているので、変えずにそのままがベストだろう。ジムカーナなど競技に参加するなら、好みのタイプに変更するのもアリかもしれない。またクラシックな雰囲気を意識するなら、ワイヤーメッシュのようなデザインを組み合わせてもオシャレだ。

インテリアはまさにレーシングカーそのもの

より走りを意識する170Rだけに、シートはフルバケットタイプ。ボディが小さいので、シートもかなりタイトに見える。ガタイのいい筆者も、このシートに収まることができるのか、とても不安になった。しかし、このタイトさがかえって体をガッチリ固定してくれた。体が動くことを気にすることなく、運転操作に集中できたので、むしろ好都合だったかもしれない。

インパネは「戦闘機」と呼びたくなるほどシンプル。エクステリア同様にカーボン仕立てとなっていて、非常にレーシーだ。スポーツモデルではカーナビなんてない、と記述するのが今では当たり前となっているが、このクルマはオーディオすらない。エンジンサウンドがドライブミュージックである。試乗車の小径ハンドルは脱着式だった(オプション外)ので、筆者のようにガタイの大きいドライバーは、外して乗り降りしたほうが楽だろう。

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