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極太オバフェンのデ・トマソ「パンテーラ」は600馬力! 運転は怖くないのか? オーナーに聞いてみました

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

「名古屋オートフェスティバル2023」に登場したデ・トマソ・パンテーラ

2023年3月にポートメッセなごやで開催された、「名古屋オートフェスティバル2023」。2020年以来3年ぶりの中部地区のカスタムカーの祭典となるこのイベントで「GIKO」ブースに展示されていた、1971年式デ・トマソ「パンテーラ」。アートレーシングがボディ・機関類に手を入れ、ブースを展開していたGIKOが内装をカスタムしたモデルだという。当日はブースにオーナーもいらしていたので、お話を伺ってみた。

イタリアン・デザイン×フォードV8のスポーツカー

フォード製のV型8気筒OHV 5.8Lエンジンを、カロッツェリア・ギアがデザインしたイタリア製のモノコックボディのミドに搭載して1971年にデビューした、パンテーラ。アレッサンドロ・デ・トマソが率いるデ・トマソとフォードのコラボレーションによって生まれたこのモデルは、ミッドシップのスポーツモデルとしては比較的ロープライスで販売され、改良を加えながら1990年代まで販売が続けられていた。

ブースに展示されていたパンテーラは、オーナーが5年ほど前に購入したものだそうだ。

「外観がイタリアンで中身がフォードで、これは最高だっていうことで小さい頃から憧れてまして」

もともとはレッド&ブラックの定番カラーだったボディに、アートレーシング製作のFRPオーバーフェンダーをリベット留め(フェンダー加工)、F&Rのスポイラーなどを装着したうえで、オールペイントされている。

V8エンジンは6.8リッターにアップして600馬力

5.8LのV8エンジンは各部に手が入れられ、6.8Lまでボアアップ。キャブレターは8連スロットルに変更され、モーテックで制御を行うことで推定馬力は600hpにも及んでいるという。さらに排気系はフルチタンのパイプで編まれている。

「エンジンのフィーリングはL型3.1Lのような感じですね。L型のトルクフルなフィールのまま8000回転まで回るという。6000回転からカムに乗った感じが出るんですよ。600hpを発揮するためシャフト系は変えてあるんですけど、パワーがありすぎるんでゆっくり踏むようにしています」

ちなみにホイールはBREレーシングで、タイヤはアートレーシングで特注したエイボンの手彫りのカットスリックとなっている。

ホースレザーに張り替えたレカロシートは極上のタッチ

インテリアに関しては、レカロのシートを和歌山のタンナーの手によるホースレザーに張り替えるなど、各部にオーナーさんの意思が反映されている。ホースレザーは柔らく軽いのが特徴で、実際に触らせていただいた感触もとてもソフトなもので、他部分で使用しているアルカンターラではなく、あえてオーナーがホースレザーをセレクトしたことが納得できるものだった。

ここまで仕上げられたパンテーラだが、今後手を入れる予定はあるのだろうか。

「ブレーキは純正の4ポットキャリパーがついているんですが、今後手を入れたいと思っています。あとは足まわりの調整ですね」

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