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世界で2番目に歴史があるレース「パイクスピーク」に日本人2名が参戦!「スターレット」と「パルサー」で挑戦します

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)/Pikes Peak International Hillclimb

  • 観戦エリアは、ピット/第1コーナー、9マイル・ハーフウェイ・ピクニックグランド、スキーエリア、グレンコーブ、コーブクリーク、デビルズプレイグラウンドの7カ所のみ
  • パイクスピークはロッキー山脈の東端に位置する標高4302mの山(写真左端)。その山頂へつながる観光道路「パイクスピークハイウェイ」の後半の20kmほどを使用して行われるのがこのパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム
  • OFTEN CHALLENGED. RARELY CONQUERED.(挑戦はされるが、めったに征服はされない)がキャッチフレーズとなっているパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム第102回大会は2024年6月23日が決勝日となる
  • 他でのレース経験とは関係なく、パイクスピークを走ったことがない者をパイクスピーク・ルーキーと呼ぶが、今回はこのパイクスピーク・ルーキー20名を含む74名が暫定エントリーリスト第一弾に名を連ねた
  • 2023年ルーキーとして12分33秒959のタイムで走り切った八木敏史選手。今回はEP82スターレットのエンジンのパワーアップを図るという

2024年は6月23日に決勝がスタート

標高4302mの山を誰が一番速く駆け上がることができるかを競う「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(通称パイクスピーク)」。2022年に100回目の記念大会を開催し、今回が102回目となるインディアナポリス500マイルレース(通称インディ500)に次ぐ、世界で2番目に長い歴史を持つレースです。そのエントリーリストが発表されました。

102回目の「雲へ駆けあがるレース」には日本人2名がエントリー

パイクスピークは1916年の初開催以来、一世紀以上にわたって開催され続けるヒルクライムレース。コロラド州にあるパイクスピーク(標高14115フィート=4302m)を舞台に、標高2862mのスタート地点から頂上までの全長約20kmの1本道のコースを1台ずつアタックするというもの。

以前は完全に舗装されていなかったのでダートコースのような印象が強いが、2012年には全面舗装となり、現在ではスリックタイヤでのアタックも可能。2輪部門は死亡事故が続出したため、現在は4輪部門のみの開催となる。

標高の高い地域での走行ということで空気が薄くなっていく頂上付近ではエンジンの出力が30%近くダウンするといわれおり、現在の最速記録は、ロメイン・デュマが2018年に「Volkswagen I.D. R Pikes Peak」(電気自動車)で出した7分57秒148である。

2024年の大会まであと5カ月となった現地時間2024年1月25日(木)に発表されたエントリーリストには20名のパイクスピーク・ルーキーを含む74名が名を連ねた。まだ現時点ではTBA(未定)の表記も多く、昨年の覇者ロビン・シュート(4度)、ポール・ダレンバック(3度/殿堂入り)、リース・ミレン(2度)といった総合優勝者に与えられる「キング・オブ・ザ・マウンテン」の称号を受けた者の名前は、クリント・ヴァショルツ(2020年)以外、見当たらない。正式のエントリーリストが出るまで、まだ時間が必要となる。

パイクスピークのメリッサ・エイコフ エグゼクティブ・ディレクターは次のようにコメント。

「今回も受け入れ可能な数を大きく上まわる応募があった。 選考委員会は各ドライバーとその車両を精査し、絞り込むという難しい仕事をこなしてくれました」

今回のクラス分けでは、「ポルシェ・パイクスピーク・トロフィbyヨコハマ」から変更となった「パイクスピークGT4byヨコハマ」に、「エキシビション」、「オープンホイール」、「パイクスピーク・オープン」、「タイムアタック 1」、「アンリミテッド」の6部門となる。

日本人では、2023年にパイクスピークに初挑戦した八木敏史選手(1990年式EP82型トヨタ スターレット/パイクスピーク・オープンクラス)が再挑戦。八木選手は次のようにコメントした。

「前回のタイム(12分33秒959)はエンジンもタービンも駄目な状態だったとはいえ、あまりにも不甲斐ないタイムだったので、今回は2016年に4AGのKPでフィンランドの ミッコ・カタヤ選手(#371 1979年式トヨタ スターレットKP62/タイムアタック 1クラス/11分42秒877)が出したタイムを上まわりたいと考えています」

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