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失敗しないカスタムの第一歩は「ホイールとタイヤ」から! 走りもルックスも激変する理由を解説します

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: AMW

  • サスペンションから下のことを「バネ下」という
  • いわゆる「ツライチ」でスタイルアップを目指す人も多い
  • タイヤ、ホイール、ハブ、ブレーキ、サスペンションアームなどの総重量が「バネ下重量」に含まれる
  • タイヤとホイールのサイズによってはローダウンや調整式アームの装着が必須だったりするケースもある
  • サーキットも視野に入れるなら、タイヤはグリップを最優先したモデルを選択するのがオススメ
  • プロショップや大型のカー用品店に足を運ぶのが失敗しないコツ
  • 車高もツライチもバランスが大事となる
  • デザインやショルダーの形状により、見た目のイメージは意外と変わる

初めの一歩に相応しいパーツを考えよう

愛車をノーマルで乗り続けるのもそろそろ飽きた……。何かしらカスタムしてみたいと思ったとき、果たしてどこから手を付ければいいのでしょうか。巷には数え切れないほどのパーツと情報があふれて、知識も経験もないビギナーは逆に混乱してしまう状況です。新たにカスタムの世界へ踏み込む人に向けて、初めの一歩に相応しいパーツを考えていきます。

プロの知恵を借りるのが無難

すでに「サーキットを走りたい」など目的が決まっているケースはさておき、漠然と何かを変えたいと思っているならタイヤ&ホイールの交換を勧めたい。仮にスポーツカーだろうとセダンだろうとミニバンだろうと、ルックスを大きく変化というか進化させる近道はホイールで、選ぶ銘柄やデザインによりカスタムの方向性も定まってくる。

走り重視のクルマなら軽さと剛性にこだわろう。ホイールはいわゆる「バネ下」の重量に含まれるパーツで、軽量化による恩恵はバネ上の10倍とも15倍とも言われる。1本につき500g軽いとすれば4本で2kg、10倍ならバネ上のなんと20kgに相当する。チューニングの知識がある人には改めて説明するまでもないが、20kgはボンネットをカーボン製にする程度では追い付かず、運動性能のあらゆる項目に影響を及ぼすことが想像できるはずだ。

ドレスアップ系ならデザインを最優先してもいい。近年は「ツライチにしたい」や「他人と被らない色がいい」など、ユーザーが求めるレベルもどんどん高度になっているのが現状で、オフセットやカラーをこと細かにオーダーできる製品も増えている。

タイヤ&ホイール専門店なら車種ごとのデータも揃っており、買ってから「はみ出して車検に通らない」なんて心配も無用。また極端なサイズ変更はスピードメーターに誤差が生じてしまい、組み合わせるタイヤとのマッチングも無視できなくなるので、失敗しないためにも初心者はプロの知恵を借りるのが無難だ。

愛車を理想のカタチに近付けよう

また、多くの人はタイヤもセットで買うことになるはず。スポーツ派でサーキットも視野に入れるならグリップを最優先したモデル、ストリートが中心ならひとつ下のグレードでもまったく問題はないだろう。

ドレスアップ派ならそこまで性能にこだわる必要はないが、トレッドパターンのデザインやショルダーの形状により、見た目のイメージが意外と変わることも覚えておきたい。タイヤとホイールのサイズによってはある程度キャンバーを付けないと収まらず、ローダウンや調整式アームの装着が必須だったりするケースもあるので注意が必要だ。

上記のように車両とのマッチングや保安基準にはもちろん、予算に見合ったタイヤとホイールの組み合わせを探してもらうためにも、プロショップや大型のカー用品店に足を運ぶのが失敗しないコツだ。どんなジャンルでもカスタムの第一歩であり、思った以上に奥深いタイヤ&ホイールの世界。まずはここをきっかけとして足まわりやエアロなど、愛車をどんどん理想のカタチに近付けていこう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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