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パガーニは電動化と無縁!? 「ユートピア ロードスター」はV12エンジンのみ…原点回帰のアナログな野性味がハイパーカーのトレンドです

パガーニは電動化と無縁!? 「ユートピア ロードスター」はV12エンジンのみ…原点回帰のアナログな野性味がハイパーカーのトレンドです

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TEXT: AMW  PHOTO: Pagani Automobili S.p.A.

1100Nmという驚異的なトルクを生み出す

エンジンはメルセデスAMGとパガーニが共同開発した、最高出力875ps、最大トルク1100Nmを発揮する6L V型12気筒ツインターボを搭載する。ドライバーがエンジンのフルパワーを体験したいときには爆発的な加速を実現。それぞれのエンジンは、1人の職人によって1基ずつ完全に組み立てられる。

このモデルは純粋な内燃機関モデルとして開発され、重いバッテリーやハイブリッドシステムを搭載せず、V型12気筒ツインターボの素晴らしい咆哮だけが響く。

パガーニの運転する楽しさの哲学とは

ユートピア ロードスターの車内の感覚は、非常にユニークなものだ。車内に乗り込むと、数々の昔ながらの装備に脅かされるかもしれないが、実際にはここからが醍醐味なのだ。これらのパーツは一見すると贅沢なものに見えるかもしれないが、効率性と透明性に焦点を当てて設計されている。

パガーニは、何よりも卓越したドライビング・エクスペリエンスを提供する。この剛性は、ドライバーと路面との間につながりを生み出し、ステアリングを握る手が直接アスファルトに触れ、その質感やグリップの変化を感じ取るような印象を与える。この軽さは、エンジンに過度な負担をかけることなく即座に反応し、イグニッション時に瞬時に生き生きとした走りを可能にする。

また、コーナリング時の俊敏さにも通じている。クルマはフラットに曲がり、完璧な精度で再びストレートに突入する。ブレーキングでも、すべてのフットコマンドに即座に反応するため、減速の体験は加速に匹敵する喜びとなる。ドライバーが命令すれば、クルマは即座に従うのだ。

ユートピア ロードスターは2024年8月に北米カリフォルニア州モントレー半島にて開催される「モントレーカーウィーク」にて、オプションの「スポーツパック」モデルが一般公開される予定だ。

このモデルは130台が生産され、世界中の顧客向けに販売される。ユートピア ロードスターを実際に楽しむ顧客は、限定されたコミュニティをはるかに超え、いつかパガーニのハイパーカーを所有することを夢見る人々にまで届く、芸術家のパトロンとみなすことができる。

AMWノミカタ

言葉の端々にこのプロダクトに対する自信がみなぎっていることを感じた。「減速体験が加速に匹敵する喜びとなる」などという表現は、これまでの自動車メーカーは語ることはなかったと思う。

最新の素材と製造技術にパフォーマンスと芸術性が加わり、アナログに回帰することが、ここのところのハイパーカーのトレンドのように思える。ブガッティの「トゥールビヨン」も然り。このユートピア ロードスターも高級時計にインスパイアされ、機械部分をあえて見せ、触れさせることにブランドの価値をおいている。

オーナーは「芸術家のパトロンである」と表現していることからも、この130台のクルマの芸術性は高く、遠い未来においてもその性能だけでなく存在そのものが高く評価され続けるのであろう。

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