3つの高解像度カメラでどんな瞬間も逃さない
マイタックデジタルテクノロジー社は台湾発のドライブレコーダー「Mio(ミオ)」シリーズに二輪および四輪用の最新モデルを2025年4月17日に発表しました。新商品発表会では、大阪・東京・名古屋の各モーターサイクルショーで初公開した二輪用スマートモニター「MK50」や、四輪用デジタルミラー式ドライブレコーダー「ER50 」などが展示されました。今回はデジタルミラー式3カメラドライブレコーダー「ER58」を紹介します。
Mioブランドとは
日本では聞き馴染みのないMioブランドは、台湾の複合企業であるMiTAC Synnex(マイタックシネックス)グループ傘下のテック企業、MiTAC Digital Technology(マイタックデジタルテクノロジー)社の自社ブランドとして2002年に創業。車載ドライブレコーダー、自転車用ナビゲーションソリューション、産業用プロフェッショナルタブレットなどの製品をリリースしており、すでにドライブレコーダーの世界累計出荷台数は1000万台を突破している。
ちなみに現在では世界各国の自動車メーカーのディーラーオプションとして採用されている。さらには、純正装着品の一部も同社が手がけているものが存在するほど、じつは業界内では知られた存在となっている。
世界初となる3つのカメラを使ったドライブレコード
今回リリースされたのは、四輪用車載ドライブレコーダーの「ER58」となる。世界初となる3つのカメラを採用し(フロント4K、リア2K、インナー2K)運転中のドライバーを守る。カメラには最新のソニーセンサー技術、STARVIS2をフロントとリアカメラに採用。拡大をしても画質が荒れず、夜間撮影時にも強いのが魅力的だ。
フロント、リアはもちろんだが、インナー(車内後方)から撮影することで死角となりやすいサイドからの状況を録画することができ、どんな状況でも映し漏れがないようになっているのも特徴だ。
また、これまでデジタルインナーミラーの問題としてあげられていた昼間の映り込み問題を解決した。市販品の多くは500ニト(ニトは画面の明るさを表す単位)のスクリーンを装着していたが、「ER58」では1500ニトの高輝度スクリーンを採用している。これにより、晴天時でもスクリーン表示が鮮明で運転中の安全にもつながった。
デジタルインナーミラーには、大画面かつスリムベゼル設計を採用。タッチスクリーン操作には、独自の直感的UIを取り入れたとのことで実際に触れてみると、スマートフォンのような感覚で行うことができた。
そして取り付け時の悩みの種となっていた配線の処理は、3-in-1ケーブルで配線をスッキリ整理し、ケーブルフックでしっかり固定ができる。また、ケーブルは車内カメラを避けて配置可能なのでうっかり映ってしまうこともないのも魅力だ。
価格は5万円弱を予定。製品には日本語取扱説明書が備わるほか、専任の日本人スタッフが対応するカスタマーサービスや、購入日から3年間の製品保証も備わっているので、安心して使用することができる。
また、マイタック デジタルテクノロジー 代表取締役社長 スティーブ・チャン氏は
「品質にはとても気を使っています。メーカーオプションやディーラーオプションをやろうと思うと厳しい検索基準が求められます。我々は58種類のテストを行えるように自社ラボを備え、業界最高の品質管理をしています」
最後に商品開発部 上席部長 トニー・リン氏は
「お客様が安心して運転をできるように3カメラが必須となっていくと思います。今後も多くの製品を開発していきます」
と会場を締めくくった。二輪・四輪問わず、これからドライブレコーダーを買いたいという人はぜひ検討をしてみてはいかがだろうか。

































































