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WEC第2戦イモラのハイパーカークラスは50号車フェラーリが優勝! 表彰式は地元ファンの大歓声に包まれました【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • BMWのハイパーカー
  • バレンティーノ・ロッシらの駆るBMW M4 GT3のピットイン
  • LM GT3のポールポジションはバレンティーノ・ロッシがドライブする46号車のBMW M4 GT3
  • バレンティーノ・ロッシのドライバー交代シーン
  • アルピーヌのピットイン風景
  • ハースのF1からBMWへ移籍したケビン・マグヌッセン。「富士を楽しみにしています」と言ってくれました
  • アルピーヌのメカニックさんたち。レース中のもぐもぐタイム
  • アルピーヌのレース中のピットの様子
  • アルピーヌは初の表彰台
  • キャデラックのハイパーカー
  • 平川選手らが駆るTOYOTA GAZOO Racingの8号車
  • TOYOTA GAZOO Racingの8号車をドライブする平川亮選手。F1のハースのリザーブドライバーとしても大活躍中
  • TOYOTA GAZOO Racingのロリーポップマンのレーシングスーツはピンク。可愛い!
  • TOYOTA GAZOO Racingの給油風景
  • レクサス RC-Fのチームのピットの様子
  • ハイパーカーもGT3も2位だったBMW
  • フェラーリのピットストップ
  • レース中のフェラーリのピット
  • フェラーリはどこもかしこも真っ赤っか
  • ロバート・クビサらがドライブする黄色のフェラーリのピット
  • フォード GTマスタング
  • プジョーのハイパーカー
  • レース中のプジョーのピット
  • プロトンチームのポルシェ。ブレーキがアツアツです
  • ポルシェのハイパーカー
  • マクラーレンのGT3は2年目の参戦
  • 今季から参戦開始のアストン・マーティン ヴァルキリー
  • レクサスのピットにいた可愛いぬいぐるみにほっこり
  • ボランティアのコースマーシャルがいなかったらレース開催は不可能です
  • ポールポジションを獲得したフェラーリの50号車
  • ポールポジションを獲得したフェラーリのアントニオ・ジョヴィナッツィがパドックを歩くと、同じくまっかっ赤のファンの方たちがサインを求めて大集結
  • ポディウムでシャンパンファイトに喜ぶバレンティーノ・ロッシ
  • グランドスタンドからコース上に表彰式を見ようと集まったファン
  • ミシュランの方のレーシングスーツが可愛い
  • レース決勝後には即撤収
  • レース終了と同時にすぐ撤収作業開始
  • レース終了と同時にすぐ撤収作業開始
  • レース終了間際にセーフティカーを導入
  • レース大好きスペインの女子大生。年に何回かはヨーロッパのサーキットで見かけます
  • レース中も低空でグッドイヤーのツェッペリンが飛行していました
  • フェラーリファンで溢れています
  • 表彰式の後、シャンパンをみんなで回し飲みするフェラーリのメカさんたち
  • 流石地元イタリアです。バレンティーノ・ロッシファン用にサイン待ちの列
  • 地元イタリアですのでフェラーリファンで溢れています
  • イモラのメディアセンターで決勝後だけにいただけるラザニア。美味しくておかわりしちゃいました
  • 優勝したフェラーリの50号車

熱狂の渦に包まれたイモラサーキット

ドイツ在住でモータースポーツを取材している池ノ内みどりさんは、WEC(FIA世界耐久選⼿権)の取材のためイタリアのイモラサーキットへ! 現地で体感した地元ファンの熱気や裏舞台など、レースの様子をお届けします。

地元ファンの熱気に圧倒

WEC(FIA世界耐久選⼿権)の取材で、久しぶりにイタリア・イモラへやって来ました。地元フェラーリと、イタリアが誇る大ヒーロー、バレンティーノ・ロッシの大応援の熱気に包まれていて、圧倒されてしまいます。私は決勝レースが始まるまではやることが多すぎて、周囲の景色を楽しむ余裕があまりありませんでした。でも、レースがスタートするとようやくひと息つけるという感じです。自分の席で遅めのランチを食べてコースサイドにも出て、最後の2時間にはピットレーンタバードを予約していたので、やっとピットレーンに出ることができました。

私がコースへ出ている間に随分と雲行きが怪しくなっていて、天気予報では午後5時あたりに雨が降るかもしれないということでした。ぽつぽつと雨が降り始め、急に各ピットが慌ただしくなってきました。レース展開がシャッフルする可能性があるので雨が激しくなるのか気になりましたが、残念ながらすぐに雨は止んでしまいました。

ロッシ、優勝目前で痛恨ペナルティ

残り時間も少なくなったころ、優勝が目の前に迫っていたバレンティーノ・ロッシが、フェラーリ「296」をコース外に押し出してしまい、ペナルティを受けて大きく順位を落としてしまいました。最終スティントを担ったチームメイトのケルビン・ファン・デル・リンデが必死の追い上げを見せましたが、目の前を走るマンタイ・レーシングのポルシェをギリギリで追い抜けず、2位での入賞となりました。

ハイパーカークラスでは、ポールポジションを獲得した50号車のフェラーリが見事優勝を果たし、地元ファンが大いに沸きました。感動のゴールシーンの後、グランドスタンドで応援していたファンの方々が表彰式のためにコース上へ入場するのですが、その人数の多さには驚かされます。そして、みなさん本当に嬉しそう。早朝からサーキットに足を運び、6時間もの長いレースを観戦していたというのに、まるで疲れを感じさせません。

優勝したフェラーリの表彰式での国歌斉唱では、数えきれないほどのイタリアファンによる大合唱が響き渡り、フェラーリのドライバーたちは思わずウルウルしてしまったのではないでしょうか。まさに鳥肌ものの、印象深い表彰式でした。続いて行われたLM GT3クラスの表彰式では、惜しくも優勝を逃し2位に入賞したロッシが登壇。自国イタリアでの表彰台ということで、ファンの方々の喜びもひとしおだったはずです。

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