ニュル24時間に豊田章男会長がMORIZO選手として参戦!
2025年で第53回を迎えたニュルブルクリンク24時間耐久レースは、真夏のような厳しい暑さのなか、グリッドには色とりどりのマシンが並びました。私も早めに向かったつもりでしたが、壮大なレースのスタートを告げようとしているグリッドはすでに人、人、人! マシンを間近で見るのも大変なほどの熱気に包まれていました。
GAZOOとSTIの日本勢チームが一緒に記念撮影!
第1コーナーでスタートを観たかったこともあり、第2スタートグループのトヨタ「GRヤリス」のあたりから前方へ進もうとしました。しかし、その周囲には日本から来たファンの方々が大勢集まり、その中心にはMORIZO選手こと豊田章男会長、そしてご長男の豊田大輔選手らが並んでいました。
さらに、遠くからでも強い存在感を放つ女性をお見掛けしました。大輔選手のパートナーであり元宝塚女優の星蘭ひとみさんです。直接お目にかかるのは初めてでしたが、まさに気品あふれる美しさ。暑さを忘れさせるような清らかな空気をまとっていて、まるで少女漫画のワンシーンを実体験したかのようでした。
そんな華やかな雰囲気の中で、思わぬ人物に再会しました。2024年のニュル24時間で勇退されたスバルSTIの辰己元総監督が、なんとパートナーと一緒にツアーで観戦にいらしていたのです。MORIZO選手と固い握手を交わす姿は、長年ニュルで戦ってきた仲間同士の深い絆を感じさせるものでした。
MORIZO選手らのGRヤリスはSTIのWRX S4とスタート位置が近く、両チームが一緒に記念撮影するという豪華なシーンも見られました。その後、GAZOOレーシングのGRスープラGT4 EVO2の前では、ル・マン24時間を終えて駆けつけた小林可夢偉選手が応援旗を振ってファンを盛り上げていました。
熱気あふれるフロントローのKONDOレーシングと大観衆
さらに、ジュリアーノ・アレジ選手らが乗るスープラの姿を横目に見ながら、私は近藤真彦監督の元へ。人混みでなかなか進めず途中で知り合いに会って立ち話をしたりと、ようやくフロントローにたどり着きました。
近藤監督は赤いシャツを着たフェラーリワークスの関係者と談笑しており、その姿は本当にかっこよく、日本チームとしてフロントローを勝ち取った誇りが感じられました。今回はKONDOレーシングから日本人ドライバーの参戦はありませんでしたが、今後への期待は高まります。
そして28万人もの観客が見守る中でニュルブルクリンク24時間レースのスタートが切られました。グリッド上で感じた熱気と興奮は、まさに現地ならではの体験でした。




































































