アメリカンオーバーランド! 道なき道を征く巨大な「BAJA」仕様のトレーラー
ジャパンキャンピングカーショーの会場で、異彩を放つ巨大なキャンピングトレーラーを見つけました。アメリカ JAYCO製の「19MBS-BAJA」は、リフトアップされた車高に広大な室内空間、さらにはアウトサイドキッチンまで完備しています。オーバーランドスタイルの影響を受けた、ワイルドで快適なキャンパーライフを約束するこの1台の魅力に迫ります。
悪路も踏破するオフロード仕様のトレーラー「BAJA」登場! 車高アップで魅せる究極のオーバーランド仕様
キャンピングトレーラーの世界にも、四輪駆動やSUVの世界で人気のオーバーランドスタイル(元々は目的地に行くことより旅の過程そのものを楽しむことだったが、近年ではタフでカッコいい車×キャンプ)のスタイルが影響しているようだ。今回はジャパンキャンピングカーショーの会場で発見したキャンピングトレーラーのオフロード仕様を紹介する。巨大なトレーラーを大型ピックアップやSUVで牽引して道なき道を征くワイルドな姿は、会場でもかなり目立っていた。
ジャパンキャンピングカーショーの会場を歩いていると、巨大なキャンピングトレーラーが並ぶボナンザのブースを発見。アメリカ JAYCO製のキャンピングトレーラーが並ぶブースのなかでもかなり目立っていたのが、ここに紹介する「19MBS-BAJA」というモデルだ。側面に巨大なタープを広げ、ブラックボディとなっているのだが、なにより特筆すべきは、周囲のモデルよりも明らかに車高が高いことだ。
型式からすると、トレーラー本体が19フィート(約5.8m)というサイズであることがわかるのだが、末尾に「BAJA(バハ)」とつくあたりに、この車高の理由が隠れているようだ。じつは、このモデルは一般的な19フィートの車体をベースに、オフロード走行を考慮して専用のアクスルとサスペンション、そして15インチのオフロードタイヤを装着したモデルである。通常はホーシングの下にあるリーフスプリングを上側へ移設する「フリップキット」を用いるなど、本格的なロードクリアランスを確保するアメリカンマッスルなアプローチがとられているのだ。
驚きの8名就寝! スライドアウトで広がる大空間と、過酷な環境に耐える強靭な断熱ボディを兼ね備える
車高が高いため、出入り口には4段のステップが備わり、前後のアウトリガーも車高の高い特別仕様。ちなみにブラックのボディはラッピングによるものだという。オフロード走行時の飛び石や枝などから元の塗装面を保護するメリットがあるいっぽうで、黒は熱を吸収しやすい。そのため、この強靭なボディの内部には強力な断熱材がみっちりと詰め込まれ、厳しい環境下でも快適な室温を保てるよう工夫されている。
車内に入ってみると、内部はまるで一般家庭のリビングのよう。とにかく広いのだ。とくに車体中央のソファスペースが外側に90cmスライドアウト(せり出す)するため、車内は都心の1Kアパートよりも広そうだ。
車体前部にはソファがあり、ここがまずは引き出し式のダブルベッドになる仕組み。スライドアウトした部分に備わるダイニングもワンタッチでダブルベッドとなる。さらに車体後部にある常設ベッドは上下二段となるため、合計すると最大で8名が就寝できる仕組みとなっている。前述のとおり、車内もかなり広いので、大人数でも快適に過ごせそうだ。
充実装備で「移動するリビング」実現! 牽引免許必須の巨大トレーラーが提案する、次元の異なるキャンプ体験
ほかにも車内には冷蔵庫や電子レンジを含めたキッチンスペースがあるほか、シャワーブースやトイレも完備している。まさに移動するリビングといった感じだ。さらに車外のオーニング下にも冷蔵庫と「アウトサイドグリル」と呼ばれる簡易キッチンが備わり、屋外での調理にも対応している。
これほどの大きさになると、RVパークのような保管場所が必要となるほか、牽引免許の取得も必須となる。日本の法律では、牽引するトレーラーの車両総重量が750kgを超える場合に牽引免許が必要となるためだ。もちろん牽引する車両もそれなりにパワーが必要となるのはいうまでもないだろう。
コンパクトなキャンパーとは異なり、数多くの障壁があるのだが、それ以上に快適なキャンパーライフがここにはあるのだ。気になる価格は、約1100万円。こんなトレーラーで旅に出たら、次元の異なる楽しさを味わえるのではないだろうか。
















































