この肢体は刺激的!シンプルなホワイトボディにグラフィックスが映えるアウディTT

この肢体は刺激的!シンプルなホワイトボディにグラフィックスが映えるアウディTT

ワイヤーホイールとグラフィックスで
ヨーロピアンスポーツクーペをキメる

一見アメリカンからもっとも遠いところにあるクルマ、ヨーロピアンスポーツクーペの典型アウディTT。
そのヨーロピアンスポーツをベースにローライダーカスタム。白いボディに紫のグラフィックスが映えるスタイリングは見事な仕上がりで、その肢体はとても新鮮だった。

AUDI TT】

見るからに限界まで下がったベタベタの車高に、キャンバーのついたセンターロックのワイヤーホイール。ボディワークを見ればエアロパーツは少なく、ルーフには全面に綺麗なグラフィックスがペイントされる。さらによく見ればウインド越しのダッシュボードにも同じグラフィックスが……、フェンダーにオレンジのマーカーこそないものの、本格的なカスタムスタイルのローライダーだ。

フロントはリップタイプのスポイラーと、US仕様ナンバーガーニッシュのみとすることでよりローライダースタイルを強調。
ただ、ひとつだけ変わっているのは、ベースのクルマがアウディTTだということ。あまり見事にメイクがハマっているし、文句なしのスタイルアップなので全然OKなのだけど、それでも何故TTでローライダーなのかがちょっと気になる。

「こういうクルマにしようと思ったきっかけは、ワイヤーホイールなんです。仲良くしているショップで、このセンターロックホイールを見つけたんですよ。それで、ショップの代表に相談したら”このホイールを履くんだったらエアサスにしなきゃ”って話になって、それでエアサスを組めるショップを紹介してもらいました」。

オーナーは、このクルマに本物のワイヤーホイールを履かせたいと思ったのがローライダーのきっかけだったという。ワイヤーホイールを履くクルマといえば、本物のクラシックカーかUSカスタムカーくらい。そこで、USスタイルでもキャルルックやホットロッドでもなく、ローライダーのスタイルアップを選んだのだった。

 

 

ワイヤーホイールを選んで一年でローライダーを完成

「このTTは4年前に手に入れました。それまでは自分のクルマって持っていなかったんです。でも、昔からアウディは好きで、特にTTに乗りたいなって……。ずっとスタンス系にイジッてましたが、このスタイルを始めたのは去年からなんです」。
TTならスタンス系は初めてトライするにも無理のないメイク。それにしても、路線変更からわずか一年でここまで完成度を高めてしまうとは、なんとも凄い集中力だ。しかも、内外装を崩して見せるようなメイクではなく、ハッキリとTTのデザインを残しているのが見事。
オーナーは、初代の8N型ではなく8J型TTのデザインがお気に入りなのだという。確かに、8N型で同じことをやると、クラシックなテイストが強すぎて思ったほど迫力が出ないかもしれない。なにしろ、シャープなシルエットでキメたボディと、低くルーズなホイールセッティングの好対照が、このクルマの見どころなのだろう。
ただ、ワイヤーホイールはよく錆びが出るのだそうで、それだけが面倒なことだとか。

リアセクションはほぼノーマルだが、ワンオフのマフラーテールがスポーツクーペをアピールする。カッチリとしたシルエットのボディに、低くルーズなホイールセッティングの組み合わせがクール。キャンバーは抑えめだ。

 

ペインターの仕事が冴えるカスタムインテリア

そして、もうひとつの見どころがパープルが際立つインテリアで、パープルを使ってカラーコーディネイトされ、2シーターとしてメイクされている。
「とくにダッシュボードのカスタムペイントは気に入ってます。ダッシュボードのペイントの向きを、ルーフと直角になるように仕上げてあるんです。普通のカスタムではあまりやらないそうですけど、ペインターの人がノッてくれてこんな風に仕上がりました」。

クーペならではのゆるやかなアーチのCピラーに矢のようなモチーフのピンストライプでアクセントを入れ、ルーフいっぱいに描かれたパープルグラフィックスが美しい。TTのルーフは短いのでルーフをまるごとグラフィックスとしても重たいイメージにならない。

印象的なのは、シートもダッシュボードも、純正デザインをほとんど変えないで大胆にディテールアップしていること。
ダッシュボードはカスタムペイントのグラフィックスを描くのもあり、しっかりベースを作った上でペイント。ダッシュパネルのレイアウトを変えずに、モダンなローライダーのインテリアを作り上げた。

ダッシュパネルは、丸ごとグラフィックスを入れたカスタムペイント。かなり手がかかっているが、元々のデザインは変えていない。

ダッシュボードのグラフィックスはルーフのものと直角になるように描かれている。

前席シートは、ローライダーを意識して純正シートのヘッドレストを取り外し、その上でシェイプを考えながら生地を張り替えている。

 

リアシートを倒しトランクスルーにして、ルーフと同じモチーフのグラフィックスを描いたボードを装着。シンプルなインテリアだが見ていて楽しい仕上がりだ。エアタンクの上にもパープルのレタリングが施されていた。

 

SPEC
エクステリア
ガレージルイ・リップ/カスタムペイント/ピンストライプ
インテリア
シート張り替え/各部カスタムペイント
タイヤ&ホイール
ティーズ・ワイヤー(9×18・ET0)/ATR・Kスポーツ(195/35)
足回り
エアリフト/マフラー/ワンオフ

 

(レポート:オートファッションimp編集部)

 


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