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大胆フェイスのマツダ3 魂動デザインが「攻める」ワケ

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TEXT: 深田昌之  PHOTO: 深田昌之

マツダ3・セダン&ハッチを関西初披露!

 2月9日より大阪市・インテックス大阪で開催されている大阪オートメッセ2019にマツダはブースを出展。トピックはなんと言っても関西エリア初披露となる『マツダ3』の展示だ。

 ブースに飾られていたマツダ3は、ハッチバックが2台、セダンが1台という3台の輸出仕様。すべて左ハンドル仕様で、1台は室内への乗り込みもOKとなっていた。

 フロアに置かれた乗り込み可能車両のボディカラーは「ポリメタルグレーメタリック」というハッチバック専用色(北米仕様に設定)。 エクステリアには北米仕様の用品エアロであるフロントリップスポイラー、サイドスポイラー、リアアンダースポイラー、ルーフスポイラーが装着されていた。インテリアにはバーガンディの色が使われていてクラスを超えた上質感を実現していた。

 ちなみに北米仕様のエアロを国内でも販売するかはまだ未定とのことだが、品良くまとまっているだけに国内仕様にも設定してほしいところだ。それとポリメタルグレーメタリックのマツダ3は他の2台と比べると車高が下げられているが、これは展示用の設定でローダウン仕様のサスペンションキットが用意されているわけではないとのこと。

 初日から大勢の来場者がマツダブースへ訪れ、一時期はブースの外からマツダ3の姿が見えないほどの人だかりとなっていた。そんな状態からようやく落ち着きが出てきた頃、来場者の対応をしていたマツダの国内営業本部 ブランド推進部に所属する長瀬さんにマツダ3について伺ってみた。

 マツダ3は2018年12月に開催されたロサンゼルスモーターショーで世界初公開されたクルマで、北米などではすでにデリバリーが始まっている。人気も上々で順調な滑り出しとのことだった。なお、北米仕様にはマニュアルミッション車が設定されているが、日本仕様はどうなるかはまだ未定だという。

 ただ、マツダは「ニーズがあるのならできるだけマニュアルミッション車を設定する」という基本的な方針があるということ。つまり法規やビジネス的に大きな問題がなければ国内仕様のマツダ3にマニュアルミッション車が設定されることは期待できる。

 その際、もしマツダ3にいくつかのエンジンバリエーションがあったとしたら全車に設定するのではなくマツダが「いちばんマッチングがいい」と考えるエンジンと組み合わせてくるだろう。あと最近のマツダ車ではAWDが設定されるようになっているのでマツダ3にもAWDがラインナップされる確率も高い。

 さて、マツダでは古くはファミリア・シリーズなど若者向けの元気のいいハッチバック車を販売していた。その後もランティスやベリーサなど個性的なハッチバック車があり、現在はデミオやアクセラ、そしてマツダ3がハッチバックとして存在している。

 最近のマツダには注目ポイントが多いので気がつかれていない面もあるが、実はハッチバック車も一生懸命作ってきたメーカーなのだった。

 マツダ3にはハッチバックのほかにセダンも用意されている。世界的に見るとセダンのほうが人気がある国も存在するが、日本ではやはりハッチバックのほうが伸びるだろう。ただ、現行のアクセラではセダンの人気も高い傾向という。そこでマツダでもマツダ3はハッチバック6割、セダン4割とセダンの可能性に期待しているようだった。

 そしてそのセダンだけど、アクセラではリア部分のみをセダン用に作っていたがマツダ3ではフロントドアから後ろはハッチバックとセダンでは別のパーツを使っている。ドアプレスの形状を見比べてもらうとわかるだろう。こうした作り替えによってマツダ3はアクセラセダンより、しっかりとトランクリッドがデザインできているので、セダンとはっきり認識できるようになっているのだ。

 マツダでは「一括企画」というもの作りの方針があり、いいものができたのならクラスレスで採用できる順で取り入れていくスタイルを取っている。そしてマツダ3ではいちばん新しいシャシー技術やデザインが取り入れられているのだが、我々ユーザーにとってはデザインがまず気になるところだ。

 マツダ3にも最近のマツダ車に共通する魂動デザインが取り入れられているが、一世代前のデザインと比べると「攻めた感」がある大胆な顔つきになっているように感じる。

 この感じはマツダのデザイナーが魂動デザインに対して大きな自信を持ってきた現れとも言われているようだが、たしかにキレイな印象のなかに頼もしさみたいなものも感じる。

 ここでまた「最近のマツダ車」というフレーズを使ってしまうが、ボディカラーについても最近のマツダ車はとても凝っているので新しい魂動デザインとあわせてここはぜひ実車で見ていただきたい。

 

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