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誰でもできる予防策! あおり運転をさせないためのポイント5つ

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TEXT: まるも亜希子  PHOTO: Auto Messe Web編集部

追い越し車線をずっと走る

 続いては高速道路で多いのが、追い越し車線をずっと走り続ける、走行車線と同じ速度で走って後続車をせき止めている、という運転。この行為をするドライバーの多くは、運転中に全くバックミラーを見ていない。そのため、後続車がどんどん迫ってきてパッシングなどをしていることにも気がついていないケースがほとんどだ。

 そもそも高速道路の右車線は追い越しをする場合のみ走行が許される車線であって、走行車線にクルマがいないのに追い越し車線を走っていたり、長い距離(取り締まりでは2kmといわれている)を走り続けたりすれば道交法違反になる。追い越しをしたらすみやかに走行車線に戻る、追い越し車線を走行中はこまめにバックミラーをチェックして、自分より速いクルマが来たらすぐに道を譲る、といったことを心がけたい。

不要なハイビームや晴天時のリヤフォグの点灯

 次は、夜間の走行で注意したいのが「まぶしい」と怒りをかってしまうこと。ハイビームにしていなくても、最近のクルマはライトが明るくなっており、前を走るクルマに近づきすぎたりすると、バックミラーやサイドミラーに反射してものすごく眩しく感じることもある。

 また、クルマの大きさが違うと、後続車のライトがちょうど前走車のバックミラーを直撃してしまい、威嚇しているような印象を与えることもある。ましてや、前走車がいるのにハイビームにしっぱなし、なんてのは立派な迷惑行為。忘れずにロービームに切り替えなければならない。同様に、濃霧でもないのに「リヤフォグ」を点灯させて走るのも後続車にとっては不快でしかないので注意したい。

意味不明なブレーキング

 そして最後に、ブレーキの使い方。基本的には、ドライバーは危険を回避するためや停止するためにはどこでブレーキを踏もうが自由なはずだが、後続車がいる場合は注意が必要だ。

「理由のわからないブレーキ」は後続車にとって青天の霹靂。信号もない、カーブでもない、歩行者も自転車もいない、お店があるわけでもない、そんな場所でのいきなりのブレーキは、後続車をヒヤリとさせ、それが続くと怒りに変えてしまう。

 そうした、なんでもない場所でブレーキを踏むドライバーは、道に迷っているか、建物などを探している場合が多い。「あっ、ここだったかな?」などと頭で考えると、その瞬間に無意識にブレーキを踏んでしまうことはないだろうか? 道を間違えたくない気持ちはわかるが、それが周囲のドライバーには大迷惑。安全な場所に停まってから、道を確認するのが正解である。

 このように、周囲のドライバーをイラッとさせる行為を挙げてみると、どれも少しの配慮や気遣いで防げるものばかり。自分のことだけでなく、他人のことを思いやれる心の余裕こそが、現代のドライバーにいちばん不足していることなのかもしれない。常に思いやり、時間の余裕、正しい知識の3点セットを欠かさずに、人にやさしい運転を心がけたいものである。

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