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NASCARトラック・シリーズ第13戦 、日本人監督チームはエンジントラブルでリタイヤ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

2台のマシンに同様のトラブルが発生

「2019NASCAR Gander OutdoorsTruck」シリーズ(トラック・シリーズ)は、アメリカでもっとも人気のある自動車レース「NASCAR(ナスカー)」の3大カテゴリーのうちの一つのシリーズで、北米でおなじみのピックアップトラックを模したレーシングマシンで競われる。年間23戦行われるうちの、第13戦「Buckle Up In Your Truck 225」がケンタッキー・スピードウェイで7月11日に開催された。

 ケンタッキー・スピードウェイは、1周1.5マイル(約2.4km)のトライ・オーバルと呼ばれる“おむずび型”のコースは、バンク角が14度と浅く、緩やかなターンが特徴。第13戦は150周(第1と第2ステージ35周、最終ステージ80周)での闘いとなる。

 昨年、このトラック・シリーズを制し、今季2連覇を目論む「Hattori Racing Enterprises(HRE)」は、その名の通り、服部茂章氏が立ち上げたNASCAR唯一の日本人オーナー・チームである。Austin Hill(オースティン・ヒル)選手がドライバーを担当。今回のレースは豊田通商のスポンサードを受け、#16「TOYOTA TSUSHOTOYOTA TUNDRA」で参戦した。

 16号車は、走り出しからアンダーステアに悩まされる状態で、フリー走行でも10番代後半、そして決勝日の午前中に行われる予選セッションでも、アタックのタイミングでマシンが大きくスライド。クラッシュは避けられたものの、グリッドは22番手という厳しいポジションからのスタートとなった。

 午後7時半からの決勝レースでは、後方からの追い上げを行った。決勝ではラップタイムも悪くなく、順位を上げていったものの、第1ステージ終盤の27周目、ヒル選手から無線でマシンが不調と報告。直後16号車は急激にパワーを失いスローダウンし、そのままピットに戻ってきた。

 チームはすぐさまマシンの状態を確認し、再度レースに復帰させるも、やはりエンジンパワーは戻らず。原因は不明で、チームはマシンをガレージに戻し、レースの続行は不可能と判断し、このレースをリタイアした。

 NASCARトラック・シリーズではエンジン開発コストを低減させるため、NASCARが管理する同じエンジンを全メーカーのマシンが使用しており、エンジンに関しては全車イコールコンディションになっている。今回16号車に起きたエンジンの電気系トラブルは、他のチームでも起きており、このレースでは2チームが同じトラブルでリタイアしているため、早急に対策部品を出すようNASCARとのミーティングが行われたという。

 NASCARトラック・シリーズ、次戦は、ペンシルバニア州ロングポンドにあるポコノ・レースウェイで7月27日(土)に行われる第14戦「Gander Outdoors 150」となる。

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