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ホイールのキズを治すリペアの実態「修理しても大丈夫? 予算は? オーダー方法は? 」

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TEXT: 深田昌之  PHOTO: Auto Messe Web編集部

「ガリ傷は修理できない」はウソだった

 クルマを路肩に寄せたとき、ホイールの外周部であるリムが路肩と干渉したことでキズを付けてしまうこともある。あるいは愛用ホイールのキズや歪みを直したい、と考えることもあるだろう。そもそもホイールの修理は可能なのだろうか。

 ホイール修理業者をインターネットで検索すると見つかるが、専門工場や全国展開のフランチャイズ店など、想像以上にホイール修理の需要はあるようだ。そして修理内容も大きなダメージまで対応できるようである。

ホイール修復にかかる費用は3万円〜

 一般的な修理業者の場合、気になる費用はリムやスポークのガリ傷の修復ならば約3万円~が相場。これは一箇所いくらというのではなくて、一定レベルの傷までなら「これくらい」というものなので、正確な金額は修理するホイールの原物をチェックしてからとなる。

 また、純正品のようなワンピース構造などディスク全面が塗装されたホイールでは、修理の状況によって再塗装が必要になることもある。このときは塗料の調合から下地作りの作業が追加されるので、別途塗装代がかかるケースが多いという。

 ただし、塗装に関しては板金工場で塗るほうが安く済むこともあるし、金属パテで直せるレベルのキズならば板金工場でも修理可能。ホイールの破損状態がそれほどひどくないなら、板金工場へ相談するのもいいだろう。

 

タイヤショップなど経由の依頼も

 そんなホイール修理だが、元通りに再現できない特殊な表面処理が施されているホイールが存在する。すなわち、”すべて元どおりになる”というわけではない。

 さらに修理の際にトーチであぶったり溶接を施すなど、修理箇所に高熱を加えることもあるが、アルミニウムに限らず金属は一定以上の熱を加えると強度や特性が変わってしまう。曲がりや歪みをプレスで押しながら修正していくため、”素材状態”の変化が起きる可能性はあるのだ。

 とある専門店いわく「溶接やプレスをしたことによる金属への影響はあります。ここはお客様の整備意識のレベルや走り方などを考慮したうえでアドバイスする」とのこと。

 そして「修理したホイールはきれいになっていても新品とは違うので、心配する気持ちが大きい場合は買い換えを勧める」とのことだった。

 ちなみにこの工場では過去にリムの溶接修理をした(作業は修理専門業者へ依頼)ものの、1年後に修理箇所からエア漏れが起こったことがあった、という事例をあげてくれた。対象車は定期的に入庫するクルマだったのでエア漏れに早めに気がつくことができた、のだという。

 ホイール修理には色々な窓口があるが、走行中のホイールのトラブルはまわりを巻き込む大事故につながるので、修理業者や修理工場のアドバイスを聞き、修理後もホイールの状態をチェック(目視や空気圧測定でのエア漏れ確認)する習慣を付けたいところ。

 このような観点から”信頼の置ける”タイヤショップや修理工場などを通じて作業依頼してみるといいだろう。

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