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ハンドルからオープンカーまで、海外では通じない自動車にまつわる和製英語

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)

英語と思って使いがちな13の言葉

「和製英語」とは日本で作られた、英語に似ている言葉のこと。オートバイやノートパソコンなどが有名だけど、じつはクルマ関係でも意外なほど多くある。海外(主にアメリカ)では通じない、主な和製英語を挙げていこう。

・アクセル→アクセラレーター
 ”加速させるもの”という意味を持つアクセラレーター(accelerator)を縮めた和製英語と思われるが、海外では意味が伝わらない。

 

・ウインカー→ターンシグナル
 由来はおそらく片目を閉じた動作(ウインク)から。海外ではターンシグナルまたはブリンカーと呼ばれている。

 

・エンスト→エンジンストール
 エンストという和製英語はエンジンストップが由来。そのままでも通じそうだが、失速や停止を意味するストールを使うのが正しい。

 

・オープンカー→コンバーチブル
 米英ではコンバーチブルが一般的。日本では屋根が開くクルマをオープンカーということが多いが、これも和製英語。なお、ドイツやフランス車はカブリオレを使うことが多い。

 

・ガソリンスタンド→ガスステーション
 英語のスタンドには”売り場”との意味もあるが、海外ではステーション(gas station)と呼ぶ。ガスはガソリンの短縮。イギリスではガソリンのことを”petrol”と呼ぶなど、米英で呼称が異なる。

 

・クラクション→ホーン
 クラクションという装置のことをホーン(Horn)というため海外では通じない。なお、クラクションを鳴らす”動作”のことををホンク(honk)という。

 

・サイドブレーキ→パーキングブレーキ
 かつては運転席の横(side)にレバーがあったので理解できるのだが、これも和製英語。駐車するときに使うブレーキは、手だろうが足踏み式だろうがパーキングブレーキ(parking brake)なのだ。

 

・ナンバープレート→ライセンスプレート
 アメリカではライセンスプレート(License Plate)。しかし、イギリスでは日本と同じくナンバープレート(number plate)だとか。なお、アメリカには州によって希望ナンバー制度がある。

 

・パーキングエリア→レストエリア
 パーキングエリア(PA)もサービスエリア(SA)も、アメリカは休憩を意味する”レスト”エリア(rest area)で統一。なお、トイレ休憩のためのPA、給油や食事のためのSAという基本路線が曖昧なのも事実。

 

・バックミラー→リヤビューミラー
 後方を確認するミラーなので、意味合い的には正しいが海外では”リアビュー(rear-view mirror)”を使う。同じくドアミラーはサイドビューミラーと呼ばれている。

 

・ハンドル→ステアリングホイール
 英語でハンドル(handle)は取っ手という意味。車内からドアを開けるためのレバーはドアハンドルともいうが、正しくはステアリングホイール(steering wheel)という。ちなみに自転車のハンドルは、ハンドルバー(handlebar)というのでややこしい。

 

・フロントガラス→ウィンドシールド
 自動車が誕生した当時はなかったものの、スピードが上がるにつれて風を防ぐパーツとして採用。すなわち、風を除けるという意味なのでウィンドシールド(window shield)。イギリスではウインドスクリーンとも呼ばれる。

 

・ボンネット→エンジンフード 
 アメリカではエンジンフード(engine hood)。ボンネットは和製英語ではなく。イギリスでは日本と同じくボンネット(bonnet)と呼ぶため、じつは和製英語ではない。

 

 ラグビーのワールドカップをはじめ、オリンピック・パラリンピックの開催など、外国からの訪日客が増える日本。もし、クルマ好きな外国人と話す機会があれば思い出していただければ幸いだ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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