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臭いや異音で判断できるクルマのトラブル! 見逃してはいけない予兆ポイント7つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

五感で感じとれる自動車からのSOS

 クルマの故障トラブルというのは突然やってくることもあるが、なにかの前兆があることも考えられる。早めに感知して対処すれば大事にならないこともあるわけだ。逆に放置すると、取り返しのつかないことになりかねない。今回は日常で普通に運転しているときに聞いたり、見たりして感じる、自動車のトラブルの前兆に注目してみよう。

あまいニオイがする

 エンジンを冷却するためのLLC、つまりクーラント(冷却水)が漏れると甘いニオイがする。エンジン側で漏れるよりもヒーターの中で漏れることが多く、車内でにおう場合は要注意だ。カーペットをめくるとシミになっていることもある。リザーバータンクの量をチェックし、減っている兆候があるならば漏れている可能性は高いとえいよう。水をつぎ足すより原因を突き止めるべきだ。

 

駐車場の地面にシミ

 やはり、オイル漏れの可能性があるのだが、エンジン、ミッション、デフ、パワステなど、自動車には多くの油脂類が使われている。すなわち地面に漏れているオイルの色で判別するのではなく、どこから漏れているのかを見極めるといいだろう。一般的にFF車の場合、向かって左がエンジンで、右がミッションとなるので、漏れと照合して判断できる。ちなみに冷却水が漏れてもシミにはなるが、時間が経つと乾いて見えなくなる。とはいえ、クルマを動かさないと地面のシミは見えてこないときは、タイヤの横に石などで目印を置いてから移動させると位置関係がわかりやすい。

 

ブレーキを踏むとキーキー

 ブレーキパッドの交換後、ブレーキローターとの”アタリ”が出てていないことで「キーキー」と異音を発することはあるが、次第に消えたりする。問題は耳触りな金属音で、これはバッドが限界に来ていることを知らせるためにわざと出るように設計してあるもの。輸入車の場合、このような状況になっても異音を発することはなくセンサーによって感知して、メーター内に警告ができるのが一般的。なお、異音がなくなると摩耗の限界を超えている可能性があるため注意が必要だ。

 

排気ガス臭い

 エアコンを内気循環にしても排ガス臭い場合は、自車が原因になっている可能性を疑いたい。例えば、マフラーのパイプやタイコの継ぎ目が腐食することで排気ガスが漏れて、車内に入り込んでくることはある。またクルマが停止しているときはもちろん、場所によっては高速道路を走っているときもニオってくることがある。クルマだけでなく健康にも非常に悪いので、速やかに点検するようにしたい。

 

曲がるとガキンと音がする

 前輪が力を伝えつつ、操舵もするFF車の場合、車軸内のジョイントに負担がかかりやすい。最初は直進でもゴロゴロと異音を発することが多いが、あまり気が付きにくい。しかし、切ったままだと負担が増すので顕著に出やすくなって、判断しやすくなる。10万km近くになると出てくる可能性が高まる。ドライブシャフト内のベアリングの焼き付きや、スタビライザーリンクの異音など、さまざまな原因が考えられるので、早めの点検をしてほしい。

 

アクセルのオンオフでガクガクしやすい

 これはアクセルの踏み、つまりエンジンの回転に合わせて起こる振動。実際にはエンジンがガクガクと振れることでカタカタやコトコトと音が発生する。原因はエンジンマウントの劣化。つまり、エンジンを支えきれなくなって、ガクガクと動くわけだ。こちらも走行距離10万kmを超えたら起こりやすいので要注意。

 

ブレーキを掛けるとペダルが震える

 いわゆるジャダーという症状。ディスクブレーキならローター、ドラムブレーキならドラムのそれぞれアタリ面が波打っているので、ブレーキをかけた場合、均等にパッドやシューが当たらず、振動が出る。この場合、すぐに新品への交換もしくは表面を研磨して平にしたい。ただし、振動源がブレーキペダルではなくハンドルなどのときは、足まわりのブッシュ類がヘタりの可能性が高い。なお、マニュアルミッションの場合だとクラッチでもアタリ面が荒れたりするとジャダーが出ることがある。

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