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「ロータス・AMG・ザガート」昔は熱かった! 海外と日本の夢のコラボを実現したカスタム国産車【前編】

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TEXT: 遠藤イヅル  PHOTO: 三菱、いすゞ、ダイハツ、トヨタ、Auto Messe Web編集部

「デ・トマソ」に「ザガート」イタリアンブランドとの華やかなコラボ

 イタリアのメーカーが国産車のチューニングを行なった例といえば、ダイハツ・シャレード・デ・トマソを思い出す。1983年に2代目に進化したシャレードには「ターボ」がラインナップされていたが、それをベースに、イタリアのデ・トマソがチューニングしたのが、シャレード・デ・トマソ・ターボだ。

 実は初代シャレードにもデ・トマソ版があったが、これはショーモデルのまま終わっていたこともあり、また1980年代初頭では「パンテーラ」を生んだデ・トマソのネームバリューはまだ大きかったため、発売当時は大きなインパクトがあった。

 シャレード・デ・トマソは、1世代スキップして1993年登場の4代目に再び復活している。どちらもデ・トマソプロデュースのエアロ、ピレリのタイヤ、シートはレカロでステアリングはナルディ……と、名門ブランドで身を包んでおり、華やかでスポーティなイメージで人気を博した。なお、4代目シャレードのデ・トマソはターボエンジンではなかったが、その代で唯一の1.6リッターエンジンを搭載して、スポーティさをアピールしていた。

 このほかシャレード・デ・トマソには、エンジンをミッドマウントしてオーバーフェンダーを装着した、「和製プジョー205T16」のような「デ・トマソ926R」という刺激的なクルマが1985年の東京モーターショーに出品されたが、市販化されずに終わっている。

 そしてイタリアとのコラボによるメーカー純正カスタムカーいえば、初代ハリアーと2代目ハリアーには、イタリアの老舗カロッツェリア「ザガート」による派手なエアロを与え、専用ローダウンスプリングを採用したカスタムモデル、ハリアー・ザガートがあった。

 トヨタ車のカスタマイズなどを行なっていたモデリスタとザガートのコラボモデルで、ディーラーで販売された「メーカー純正カスタムカー」だ。初代ハリアー・ザガートは1998年に200台、2代目ハリアーザガートは2006年に250台を販売している。

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