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「エボォルツィオーネII Club Hi-Fi仕様」と「コレツィオーネ」 ランチアデルタのレアモデルが京商によりミニカー化!

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TEXT: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)  PHOTO: FCA、京商

全カラーリングが欲しくなるクオリティ!

 模型メーカーの京商からランチアデルタHFインテグラ−レ16VエボォルツィオーネIIの限定車が6月29日に発売された。

 ランチア、というブランドネームを聞いて真っ先にWRC(モータースポーツ)を思い浮かべる人は多いだろう。古くはフルビアに始まり、ストラトス、ラリー(037)といった名車たちが数々の映えある歴史を刻んできた。

 デルタもその1台だ。世界ラリー選手権のグループAカテゴリーで1987年から1992年まで6年連続でマニファクチャラーチャンピオンシップを制覇。年を追うごとに進化を遂げた同車も、92年を最後にWRCから勇退。

 翌93年に登場したのが最終型のデルタインテグラーレ16VエボォルツィオーネII。実戦のラリーに投入されることはなかったが、前身のエボォルツィオーネとは違い、16インチ化されたホイールやエボォルツィオーネから5馬力パワーアップし、215馬力に達したエンジンなど改良がなされていた。

 少々前置きが長くなったが、ミニカーに話を戻そう。先述したエボォルツィオーネIIの特別モデルとして、1994年に発表されたClub Hi-Fi仕様がこのたび京商によりモデル化された。

 Club Hi-Fiは、代々にわたりランチアを乗り継いだオーナーだけが加入できる特別なオーナーズクラブのこと。Club Hi-Fi仕様のエボォルツィオーネII は限定で20台のみ生産されたのだが(諸説あり)、そんな激レアモデルがミニカーになった。

 通常のエボォルツィオーネIIとClub Hi-Fi仕様における主な違いだが、エクステリアは黄色と青色のラインやフロントフェンダーにHi-Fiエンブレムなど、インテリアはシートのパターンや色、フロアカーペット、シリアルプレートなどがそれに当たる。

 当然ながら京商はそれらの違いを忠実に再現。特にシートパターンは、細かい意匠をよくぞ再現してくれました、と言わずにはいられないほど。

 このClub Hi-Fi仕様に加え、当時日本のランチアの輸入元だったガレージ伊太利亜のリクエストにより250台だけ作られた「コレツィオーネ」もミニカー化された。

 こちらはボルドーレッドに黄色と青色のラインが入り、日本仕様のヘッドライト(外径が大きくなった)が備えられている。細かい部分ではあるが、フロントグリルのメッシュがClub Hi-Fiの方眼状とは違い、斜め状に変更されているコダワリも見て欲しい。またリアゲートには同仕様専用のエンブレムが奢られ、ガンメタリックのホイールも再現されている。

 室内の画像がないため確認ができないが、実車はアルカンターラ製レカロバケットシートとギアシフトまわりにシリアルプレートが奢られている。

 ちなみに、車名を正式に言うと「ランチア デルタ アッカエッフェ インテグラーレ エボルツィオーネ ドゥエ コレツィオーネ エディツィオーネ フィナーレ」と途中で舌を噛んでしまうようなネーミングだ。

 気になる開閉機構が付いて価格は2万円(税抜き)。1月に発売された白と赤を加え、合計4台でコレクションするのはいかがだろうか。これに往年のラリーマシンそれぞれが追加され、盤石のラインナップになれば、より一層ファン垂涎のシリーズになる気もするのだが・・・・・・京商さんお願いします!

【詳しくはこちら】
ランチア デルタHF インテグラーレ エボルツィオーネII Club Hi-Fi
https://dc.kyosho.com/ja/ks08343h.htm

ランチア デルタ HFインテグラーレ エボルツィオーネII コレツィオーネ

https://dc.kyosho.com/ja/product/ks08343c.html

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  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • 1991年生まれの秋田県出身。15歳のときに上京し勉学に勤しむも、高校生時代から東京都内をカメラ片手に自転車に乗って、神出鬼没、車屋巡りをする日々を送る。社会人になり、その時に出入りしていた趣味系自動車雑誌の元編集局長に呼ばれ、交通タイムス社に入社、現在に至る。イタリア車が趣味の中核ではあるものの、クルマに関連する本やミニカーを集めまくる根っからの収集癖おさまらず……。古書書籍、ミニカー、これらの山の中で生活を続けている編集者。
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