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日本人監督チームが7戦終わってランキング独走! HREチーム連続トップ10フィニッシュ達成【NASCARトラックシリーズ】

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

サイドバイサイドの団子状態になだれ込む

 この第2ステージでも22周目にイエローコーションが出されたが、チームはここでワンストップ作戦に戦略を切り替え、給油とタイヤ交換のためにピットにヒル選手を呼び戻し、このレース最初で最後のピット作業を行った。これによりポジションを10番手まで下げたものの、ここで第2ステージを終了し、33周目、残り27周で最終ステージを迎えることとなった。

 最終ステージもイエローコーションが何度も出される展開だったが、ヒル選手は38周目のリスタート直後には3番手にまで順位を上げた。そして上位3台は一気に後続を引き離しながら、トップ争いを展開。しかし、この3台のうちの一台が50周目にスピンを喫してクラッシュし、またしてもイエローコーションが出される。

 そしてレース再開は残り3周へと突入。上位3台がスリーワイドでコースを周回しギリギリの熱戦バトルを展開するも、ヒル選手はわずかに及ばず、サイドバイサイドの2番手でフィニッシュラインを通過しチェッカーを受けた。

 これで16号車は開幕から6戦連続のトップ10フィニッシュ。昨年の最終戦から続くトップ10フィニッシュの記録はチーム最多の7戦連続となった。これによりポイントランキングは2番手と51ポイントもの差を付けることとなった。

 シリーズはいよいよ後半から終盤へ。ケンタッキー州ケンタッキー・スピードウェイで7月11日(土)に開催されるトラックシリーズ第7戦からの4連戦に向けて、HREは新車を投入し、今季初の優勝、そしてシリーズタイトル獲得を目指す。

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