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これぞ禁断のカスタム! 皇室も乗る「超VIP専用車」トヨタ・センチュリーを変身させた衝撃の4台

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TEXT: 佐藤知範  PHOTO: Auto Messe Web編集部、トヨタ自動車、トムス、ヴァルド、アーティシャンスピリッツ

【WALD】歴代ファントムを手掛けてきたヴァルドも参戦

 国産車だけでなく、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ベントレー、マセラティといった輸入車のボディキットも幅広くラインナップするヴァルドも、センチュリー用のエアロキットをラインアップ。ショーファーカーの代表格、ロールスロイス「ファントム」についても、2003年〜の「ファントムVll」、2012年〜の「ファントム・シリーズ2」、2018年〜の「ファントムl」と、BMW傘下になって以降の歴代ファントムをカバーしてきた。

 どんなメーカーがどんな車種のパーツを作るのも自由だ。しかしセンチュリー用ともなると、相応のブランドでなければ許されないような雰囲気がある。そうした意味で、国内外の高級車を数多く手掛け、ヒットさせてきたヴァルドは、センチュリーと真正面から向き合うに相応しい存在といえる。

 さて、ヴァルドのブランドはコンフォート志向の「エグゼクティブライン」と、スポーティ志向の「スポーツライン」に大別できるが、今回のG60センチュリーは前者。エグゼクティブラインのボディキットとなる。

 パーツ構成はハーフスポイラータイプのフロント/サイド/リヤの3点と、トランクスポイラーの計4点。センチュリーはボトムまわりがメッキガーニッシュで覆われており、いかにも公用車然とした雰囲気を醸し出しているが、それをスポイラーで隠してしまうことで、巧みにイメージを変えている。それもすべて隠すのではなく、フロントはフォグランプまわりと側面を、サイドは上半分を、リアは側面のメッキは生かす設計。これにより、まるでボディ側面に細身のメッキモールをあしらったかのように見せている。

 さらにフロントのリップ左右&センター、リアのボトム、トランクスポイラーに鏡面仕様のステンレストリムが装着される。言ってみればメッキを引いた上で足すという手の込んだ手法だが、この処理によって高級感を損なうことなく、ほどよくスポーティに仕上がった。またリアのステンレストリム下には横長のLEDランプもマウント。視覚的に低重心を演出する。

 チカラ強く重厚感溢れるホイールは「ドゥシャトレ4」、1ピースの22インチ。今後「ジェニュインラインF001」の21インチも、センチュリー専用インセットにて設定される予定だ。

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