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直系がゆえの「本物」の走り! わずか100万円以下で買える激速「ワークス」中古モデル5選

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

4)インプレッサSTI A-Line 

 WRC(世界ラリー選手権)の活躍もあり、コンプリートカーとして人気が高いインプレッサWRX STI。国内でも一級品のパフォーマンスを発揮するスーパー4WDマシンは新車だけでもなく、中古車になっても常に高値をキープし続けている。

 100万円で購入できるのは2000年に登場した2代目GD型が中心だが、ほとんどが車齢15年を超えている。世代の新しい3代目のGR型、GV型も選べるがほとんどが10万㎞を超えた過走行車と、ともに費用がかさむことが予想され、普通に乗るにはオススメしにくい。

 そんな多くのファンに愛され続けるWRXシリーズのなかで唯一の穴といえるのが、3代目の途中に追加されたインプレッサSTI A-Lineだ。インプレッサSTI A-Lineのフロントビュー

 100万円の予算でMT車のWRXよりも新しい2009年、2010年式から選べ、手荒く扱われている個体も少ない。ボディも5ドアハッチバックと4ドアセダンの2種類が設定され、好みに応じて選べるのもうれしい。

 最大の特徴はイージードライブを可能とした歴代インプレッサSTI初のATモデルで、搭載されるエンジンも通常のEJ20型ターボではなく、排気量の大きなEJ25型ターボ。出力&トルクともにMT車よりもやや劣る300ps/35.7㎏-mだが、スペックは現在のレベルでも見劣りはなく、大排気量エンジンが生む豊かなトルクはATとのマッチングも良好だ。インプレッサSTI A-Lineのエンジンルーム

 ただし、トルク配分方式がMT車のDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)に対して、電子制御VTD-AWDに、LSDも機械式からビスカス式に、フロントシートがレカロ製ではなく、スバル純正となるなどメカニカル面や装備面には差異はある。インプレッサSTI A-Lineの走行シーン

 逆にMT車には設定がない本革シートやサンルーフが選べるなど、キャラクターは明確に違いを持たせているが、エクステリアには差はなく、引け目を感じることはないので安心してほしい。硬派一辺倒のWRX STIに対して、ラグジュアリーな味付けも加味したA-Line。オススメは本革シート、18インチタイヤ、リアスポイラー(セダン)が装着された特別仕様車のタイプS。ヤンチャな走りを卒業した大人に乗ってほしいATスポーツモデルだ。インプレッサSTI A-Lineのリアビュー

5)ヴィッツTRDターボM 

 TRDとはToyota Racing Developmentの略で、かつてはトヨタテクノクラフトのモータースポーツ&カスタマイズブランドであったが、現在はモデリスタインターナショナルとジェイタックスを統合して誕生した「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」がブランドを継承している。かつてはNISMOと同じく少量生産のコンプリートカーを製作していたが、86ベースの14R-60以来自社開発のコンプリートカーは発売していない。

 ヴィッツTRDターボMは2代目のRSグレードをベースにTRDが開発したボールベアリングターボと専用インタークーラーなどのパッケージKITを装着したモデルだ。このTRD謹製のターボキットは初代ヴィッツ、初代bB、初代イスト、カローラアクシオ、2代目カローラフィールダーなど幅広い車種に搭載され、コンプリート化されているが、ヴィッツTRDターボMだけはこのターボキットをTRD(取扱店を含む)ではなく、メーカーの生産ラインで組み付けた上で、モデリスタが発売している異端児なのだ。

 ターボキットはベースの40ps/5.6㎏-mアップの150ps/20.0㎏-mとやや控え目のスペック。暴力的な加速ではなく、余裕のあるオールラウンダーとして扱いやすさを重視している。ミッションは5速MTのみで、専用サスペンションで15mmローダウン。見た目はノーマルだが、走ればピリリと辛い。そんな通好みのマシンである。

 2006年に発売され、’10年まで受注されていたが、市場に残っているのは’07、’08年が中心で価格帯は30~100万円。今から購入するならば、3連メーターやセンター出しスポーツマフラー、17インチアルミホイールがセットになった「マスターキット」装着車を狙いたいところだ。MT車初心者はもちろんだが、スペック的には現行スイフトスポーツを上回っているので、対抗馬としてカスタムして遊ぶののも面白い。

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