42年で「110万km走行」でも問題なし! メルセデス・ベンツの「衝撃オーナー」を直撃した (2/3ページ)

110万km走破の秘訣とは

 日本中が好景気の頃、八木さんは毎日仕事で、関西のみならず東京の店舗にも大阪府茨木市から毎週のように高速道路を往復し、またたく間に走行距離が伸びた。当時、行きは軽油を65L満タンにして大阪から出発し、東京池袋の店舗近くで燃料計の赤ランプが点灯。帰りにも東京で満タンにして大阪まで戻るのだが、帰りはまだ20Lの余裕があったという。同じ道路の往復1100kmだが、行きと帰りで勾配や道路状況がどうも違ったようだ。

メルセデス・ベンツ300Dのフロントグリル

 現在でも普段は関西の各店舗を回ったり、家族旅行にも使用されている。燃費については、実走行で平均11km/Lくらいとのこと。メルセデス・ベンツ300Dのメーター

 ここまで乗り続けるのには、特別な手間と費用を掛けているのだろうとお聞きしたら、即答で「できるだけ毎日乗ること。乗らない日でもエンジンをかける。こまめにオイル量をチェックし、半年に1回はヤナセで診てもらい、調子の良くない部品は早めに交換しています。運転する時の注意点としては、高速道路では無駄にスピードを出さず80km/h巡航。人間の体温でいえばいつも36.5度を維持するようにしています」。

 さらに「この車はあたりが良かった事が一番。またエンジンもミッションも交換もせず今日まで乗り続けられています。毎日エンジンをかけて1kmくらい走っているのは、人間でいうジョギングですね」と語ってくれた。メルセデス・ベンツ300DのATシフトゲート

 また、八木さんの300Dが走行100万kmの表彰されたことは、ヤナセの機関誌であるヤナセライフで掲載され、全国のメルセデス・ベンツオーナーからその秘訣の問い合わせがあったという。特に2002年に30万kmを達成された同じ300Dのオーナーさんが、直にその秘訣を聞きたいと遠方から八木さんの自宅まで訪問しに来たことも。八木さんはそのオーナーさんに「ボディとホイールのケアが重要。雨が降ったら翌日は必ず洗車します。そして、もちろん半年に1回はヤナセで点検しています」とアドバイス。とても満足して帰られたそうだ。

 42年を経過した取材時でもボディはキレイで艶があり、室内のシートが擦り切れていたりダッシュボードがひび割れているようなこともなく、本当によく手入れされている。特にシートが今もスターマーク入りのレース半カバーで覆われているのも印象的だ。この300Dは常時シャッター付きのガレージ内に保管されており、洗車道具を一式揃えてご自身でこまめに洗車。1年に1回はボディコーティングも施しているという。ご自宅が駅近くにあり、「電車の鉄粉が飛んでくるからね」と言われ、納得した。メルセデス・ベンツ300Dのフロントシート

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