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「華麗に」使いこなしてこそ「MT使い」だった! 消えたドラテク「ダブルクラッチ」とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

スピードに合ったギヤシフトを自分で操作

 技術の進化というのは日進月歩、凄まじいものがあって「イージードライブ化」というのもそのひとつで、今では誰でもとくに構えることなく、運転することができる。オートマチックの普及がいい例だが、マニュアルでもじつは進化というものがある。マニュアルトランスミッション車マツダロードスター

マニュアルミッションの「すんなりシフト」は快感

 マニュアルトランスミッションというと、現在でも運転するのに少しコツがいるが、その昔は比べ物にならないほど、テクニックやスキルが必要だった。具体的にどんな感じかというと、シフトがうまく入らないとかクラッチのつなぎ方が荒いとギクシャクするなど。後者のギクシャクは今でもあるにはあるが、問題はシフトがうまく入らないとか、渋いといった症状。構造的に原因があって、一番大きなのは「シンクロ」が弱いということ。マニュアルミッションのスカイライン2000GT

「シンクロ」というのはご存知の方も多いと思うが、シフトするときにギアの回転数を合わせるパーツで、古いクルマはそもそも弱かったり、摩耗しやすかったりして、現在のクルマのようにスコスコと入るとは限らなかった。ちなみに現在のMTでは、ダブルやトリプル化されていることも多く、素材もタッチがよくなるカーボンを使用していたりする。

シンクロパーツ

 では、部品的に入りがよくないからどうしようもないかというと、じつはきれいに入れるテクニックがある。それがダブルクラッチだ。文章では非常に解説しづらいが、操作としてはシフトをするとき、とくにシフトダウンのときに、一旦ニュートラルでクラッチをつないで、アクセルをあおって回転を合わせてやるというのが一連の流れ。

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