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お洒落なフレンチハッチを魔改造! ルノー5ターボの再来「クリオ ルノー・スポールV6」はいろんな意味でワイルド過ぎた

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Renault/Peugeot/Auto Messe Web編集部

FFのハッチバックボディをベースにV6エンジンを搭載

 どちらも過激だったグループBの申し子的なクルマで、記憶の彼方というか、懐かしのクルマになっていたと思っていた2000年に登場したのが、クリオ・ルノースポールV6だ。ルノー・クリオ・ルノースポールV6

 5(サンク)の後継車がクリオ(日本名はルーテシア)なので、まさにルノー5ターボの再来。FFのハッチバックボディをベースにして、V6を後席部分に置いてミッドシップ化しつつ、ワイドトレッド&フェンダーにして大パワーを受け止めるという手法はそのままだった。ルノー・クリオ・ルノースポールV6

 1998年のパリサロンに出たプロトタイプそのままに発売されたもので、エンジンは当時のラグナなどに搭載されていた3L V6をチューニングし230psを発生。トランスミッションは6速MTだった。車重は1.3トン程度で、タイヤサイズはフロントが205/50R17、リヤが235/45R17と、当時としてはかなりワイド&低偏平サイズを採用していた。ルノー・クリオ・ルノースポールV6

乗ると普通だが熱がこもりやすかった

 文字にすると過激というかパラバラな感じもするが、新車当時に何回か乗った経験からすると意外に乗り心地は普通で、さすがに踏めば過激に加速するものの、超ワイドのおかげもあってコーナーなどでは高いレベルで安定していて、不安はまったくなかった。ちなみに公表数値としては0-400mが14.5秒、0-100km/hは6.4秒。最高速度については235km/hとされていた。ルノー・クリオ・ルノースポールV6

 性能は別として、困ったのがエンジンからの熱で、リヤシートにエンジンが置いてあるのと同じなわけで、板で囲ってあるものの文字通りのただの板。走れば走るほどに熱がどんどんと車内に充満したし、エンジン音だけでなく、つねにうなり続ける冷却ファンの音もかなりのもので、スペシャルなクルマであることを身を以て体験できた。ルノー・クリオ・ルノースポールV6

フェイズ2はアルピーヌの工場で生産されていた

 生産はかのレーシングコンストラクター、TWR(トムウォーキンショーレヘーシング)。手作業で組み立てられ、1600台ほどが生産された。2003年に進化版のフェィズ2へとバトンタッチ。2005年にこのフェイズ2も1300台ほどで生産終了となった。ちなみにフェイズ2はアルピーヌの工場で生産されていた。ルノー・クリオ・ルノースポールV6

 手作業ボディにも思い出があって、試乗している最中になにかの拍子にワイド化されたリヤフェンダーの奥に手を入れたところ、中にもう一枚フェンダーが……。よく見るとノーマルのボディはほぼそのままで、上にワイドなフェンダーが両面テープで貼ってあるだけ(リベットは使っていただろうが)というシンプルさに驚いた覚えがある。ルノー・クリオ・ルノースポールV6 日本での販売価格は498万円と、今の目からすると激安。ワンメイクレースも行われ、参戦用のカップカーも販売されていた。どちらも中古車市場でちらほら見かけるので、変わったスポーツカーが欲しい方はいかがだろうか。

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