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アウトドアブームで今、人気爆上がり! 時代を先取りし過ぎたホンダ「エレメント」

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TEXT: 佐藤幹郎  PHOTO: 本田技研工業/Auto Messe Web編集部

トルクフルで実用的な北米仕様の2.4L直4エンジンを搭載

 では走りの面はどうだったのだろうか? 搭載するエンジンはトルクを優先した北米仕様のK24A型2.4L直4 i-VTECとなり、最高出力160ps/5500rpm、最大トルク22.2㎏-m/4500rpm(レギュラーガソリン)を発揮し4速ATが組み合わされた。

 ラインアップは全車4WD車となり、通常走行時はFFながら必要に応じて後輪にも駆動力を配分するデュアルポンプシステムを採用。このシステムと前後サスペンション(フロントストラット/リヤダブルウイッシュボーン)により、ワイドトレッド化と低床化仕様のアーム類を用いることでユーティリティ性能を含めた使い勝手にも配慮された設計となっていた。K24型2.4L直4DOHCエンジン ちなみにタイヤは215/70R16のM+S(マッド&スノー)を標準としながらも、最小回転半径は5.2mに抑えられ、日本の交通事情でも苦になることはない取り回し性能も発揮していた。

当時の日本市場のニーズには合わず不人気モデルに……

 このエレメントは、北米をメインマーケットとして開発されたクルマであったため、日本ではマイナーな存在でヒットモデルとはならなかった。発売後にホンダディーラーへ立ち寄ると、10人位の外国人がエレメントを取り囲みながら興味津々の様子だった。そこで話を聞くと近所の大学に通う留学生ということで、セールススタッフいわく「外国人がすごく見に来るけど、日本では売れないかもしれない……」と、その読みが的中してしまった。エレメントのリヤスタイル ちなみに筆者自身はアウトドアに興味はないが、キャンプ好きの知人に聞くといまアウトドアシーンで人気車種の1台であるという。確かに日本車離れした佇まいに、包容力のあるユーティリティ性能や使い勝手は、まさに空前のアウトドアブームにぴったりのSUVと言えるだろう。機能性に優れるエレメント

■ホンダ・エレメント主要諸元

〇全長×全幅×全高:4300mm×1815mm×1790mm

〇ホイールベース:2575mm

〇トレッド 前/後:1575mm/1580mm

〇車両重量:1560kg

〇乗車定員:5名

〇最小回転半径:5.2m

〇最低地上高:175mm

〇室内長×室内幅×室内高:2035mm×1485mm×1210mm

〇エンジン:K24型 直列4気筒DOHC(北米仕様)

〇総排気量:2354cc

〇最高出力:118KW[160ps]/5500rpm

〇最大トルク:218N・m[22.2㎏-m]/4500rpm

〇タイヤサイズ:215/70R16

〇サスペンション 前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン

〇ブレーキ 前/後:ベンチレーデッドディスク/ドラム・イン・ディスク

12
  • ホンダ・エリシオン
  • エレメント観音開きドア
  • 北米モーターショーで登場したモデルX
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