そもそも「エアロパーツ」って何?「クルマいじりの王道」と言われる理由とは (1/2ページ)

そもそも「エアロパーツ」って何?「クルマいじりの王道」と言われる理由とは

この記事をまとめると

  • クルマのドレスアップに必須のエアロパーツ
  • FRPやABS、カーボンなどさまざまな素材がある
  • 装着には要注意! 脱落などで事故になることも

エアロパーツと言ってもさまざまなタイプが存在する!

 若かりしころ、愛車のエアロパーツを探すために、チューニングカー雑誌に掲載されていた広告ページを眺めながら、どれにしようかと悩んでいるときが今思うと幸せな時間であったことを思い出す。「少し派手だけどフルバンにしようか……」、「いやハーフスポイラーでいいかな?」など、塗装代と導入されたばかりの消費税の加算分を考えながら、お財布の中身と睨めっこしていたのが懐かしい。

その昔はとてもシンプルだったエアロパーツ

 まだまだスポーツカーやホットハッチが全盛だった時代、ちょうどワゴンブームとも重なって巷には車種を問わずエアロパーツが溢れていた。現在のようにスポーティグレードの新車を買えば、小ぶりなエアロパーツが付いているというモデルはまだまだ少なく、ビシッとスタイリングをキメるには社外品のエアロが必須で、こぞってみな愛車に装着していた。MUGENフィット(GE)

 当時はフロント/サイド/リヤの3点セットが基本で、そこへリヤウイングが追加されるぐらい。前後のバンパーは「フルバン」と呼ばれるバンパーをまるごと交換するタイプと、純正バンパーのボトム部に追加装着するフロントスポイラー(リップスポイラー)、リヤスポイラーのどちらを選ぶかが、スタイルを決める分岐点だった。MUGENフィット(GE)リヤ

 そう考えると、現在は軽自動車からラグジュアリーな欧州スポーツカー用にまで社外品のエアロパーツが溢れており、クルマがノーマル状態からすでにバシッとスタイルが決まっている。にも関わらず、それでもエアロパーツでカスタマイズする人たちがいるということは、まだまだクルマいじりも捨てたもんじゃないな~と思う次第。プリウスPHV GR SPORT

エアロパーツが先鋭化されて名称を聞いてもわからない問題

 前の章でも触れたが、1990年~2000年代までのエアロパーツはとてもシンプルな構成であった。ところが、最近ではレーシングカー顔負けのボディキット(エアロパーツ)が販売されるなど、名称を見たり、聞いたりしただけではどこに装着する部品なのかわかりづらいことも。ZEROSPORT WRX STI

 その筆頭が「カナード」になるがこれはまだまだ序の口。難題は「ボルテックスジェネレーター」や「エアロスタビライジングフィン」「リヤディフューザー」など、チューニングやドレスアップに精通している人なら『あっ、それね』となるが、みなさんはどうだろうか。ボルテックスジェネレーター

 まず「ボルテックスジェネレーター」は、ルーフの後端などに装着することでフロントからリヤに流れる空気の乱流をあえて発生させ、空気抵抗の低減を図るパーツだ。元は航空機の空力部品として使われていたものだがレーシングカーにも採用され、リヤウイングや一部市販車のアンダーパネルにさり気なく突起したフィンが設けられている場合もある。エアロスタビライジングフィン

 ちなみにエアロスタビライジングフィンはボルテックスジェネレーターと同義。トヨタがこの名称(商標登録)でドアミラーベースやテールランプ側面などに採用したことで、一躍脚光を浴びた装備のひとつとなっている。

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