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サイドラインで「スタイリッシュと力強さ」を強調! 法務省特別機動隊の指揮官車に選ばれたマツダCX-8の中身

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: MAZDA E&T/小林健

2日間かけてトコトンこだわったサイドライン

 スタイリッシュに見えるサイドのラインは、初期のデザインから3回にわたり変更がなされている。当初は太めにラインが引かれており、力強さをアピールしていたが、マツダE&Tの方からさらなる提案をしたという。法務省特別機動隊の指揮官車に選ばれたマツダCX-8

「先にトラックのカラーリングが完成していたので、トラックのZ型ラインを同じようにCX-8にも揃えることにしました。2台並べたときの統制が取れて一貫性があるという提案をしました。こちらの都合で言うと車両によっては、どんなクルマにも通しやすい、どのクルマにも引きやすいラインがよかったので、Z型のラインにしています」とのこと。法務省特別機動隊の指揮官車に選ばれたマツダCX-8

 続けて横谷さんは語る。

「デザイン的なコダワリはキリがないのですが、大変だったのはサイドラインのマスキングですね。塗装現場は遠いので、ベテランのデザイナーが若手のデザイナーを引き連れて、このライン決めてきます! 昼ごろに帰ってきますって言っても帰ってこないんですよ(笑)。夕方になって帰ってきて、開口一番に『明日も行かせてください』って言うんです。実質、2日間かけて、トコトンこだわったラインとなりました」法務省特別機動隊の指揮官車に選ばれたマツダCX-8

「なぜ2日もかかったのか? 気になりますよね(笑)。じつは、真横から見ると綺麗にラインが通って見えるかもしれませんが、クルマのボディって断面があるので、左右に移動して見たときに、よたって見えたり、スムースなラインになっていないとうことがあるんですね。何回も貼っては引き直し、の繰り返しをしたようです。どのビューから見ても、素直に駆け上がったラインが感じられるようにするのが大変と言ってました」

「しかも片側だけではなく、左右に貼らないといけないので、凜々しさとか端正な感じを出そうと思うと、ぴしっとした感じを出すのは、こういう面構成のクルマは難しいんですね。トラックみたいに平面だと引きやすいんですが……。マツダ車は面にこだわっているので、ぴしっとしたラインを引くのが難しいと思いました(笑)」法務省特別機動隊の指揮官車に選ばれたマツダCX-8

 さらにメディア向けに公開されたCGにも裏話があった。

「ドラマ仕立てなCGは、担当したデザイナーが刑事ドラマ好きで、作ろうって言ってもいないのに、ノリノリになって制作していましたね。できあがった作品を見ると、現場に急行しているシーンや、実際に使っているようなシーンが想像できて、完成形が見えてきたので、よりデザインしやすかったですね」とも話してくれた。法務省特別機動隊の指揮官車に選ばれたマツダCX-8

 こだわりにこだわった実車を見ると、スタイリッシュで力強さを強調していることを確認できた。

 ハンドルを握った下中隆広さんは「ディーゼルで力があって7人乗車でもまったく不自由なく快適に移動ができます」とコメントした。法務省特別機動隊の指揮官車に選ばれたマツダCX-8

 実際に指揮車として現場に出動したことはまだないが、今後の活動が期待される。現地やテレビに映った際にはぜひ注目して見てほしい。

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