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オミクロン株台頭で新車販売に深刻なダメージ? 悲鳴をあげるディーラーの「現在地」とは

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TEXT: 渡辺陽一郎  PHOTO: トヨタ/ホンダ

新車への乗り換えは早い時期に提案

 そこでどのような対策を立てているかも尋ねた。「お客さまの新車への乗り替えは、なるべく早い時期に提案している。お客さまが使われる愛車の車検が満了する10カ月くらい前には、納期が延びていることを伝えて乗り替えを提案する。そうしないと、新車が納車される前に愛車が車検を迎えることになり、お客さまはスムースな乗り替えができない。希望される新車を購入できないため、仕方なく愛車の車検を取って乗り続ける。販売店もクルマの売れ行きが下がる。このお互いに悪い状況を避けるには、早めの契約をお願いするしかない」トヨタ高岡工場の様子

今後フルモデルチェンジを控える車種への悪影響は?

 今後はどうなるのか。「納期が改善される兆しはあるが、オミクロン株の動向もわからず、これから納期がふたたび延びる可能性もある」。新型コロナウイルスについては、つねに経験したことのない課題が発生している。これからどうなるかは、誰にも予想できない。ユーザーとしては、販売店のコメントにもあった通り、商談を早めに開始するしか方法はない。

 今後、フルモデルチェンジを行うトヨタ・ヴォクシー&ノア、ホンダ・ステップワゴン、日産エクストレイル、マツダ・マツダ2、ダイハツ・ムーヴなどの購入を希望するユーザーは、早めに販売店に問い合わせて、新しい情報が入ったら教えてもらえるように頼んでおきたい。ホンダ次期ステップワゴン

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