レースで鍛え磨いた技術を次世代のクルマづくりへ! 最強の「GRMNヤリス」&「GR GT3コンセプト」を披露【東京オートサロン2022】 (2/2ページ)

サーキット仕様とラリー仕様が選べる最強のGRMNヤリス

 WRCで得たノウハウも注ぎ込んだ高いパフォーマンスで、クルマ好きはもちろんモータースポーツの世界でも多くのユーザーを魅了するGRヤリス。その“フルチューンバージョン”として登場したのが、限定500台の「GRMNヤリス」だ。

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 GRヤリスを開発していた当時は、GRMNヤリスを誕生させる予定はなかったとのこと。発売し、モータースポーツなどでクルマが“育ち”、GRヤリスの可能性が広がったことでGRMNヤリスの開発が決まったそうだ。

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 モータースポーツではすぐにクルマをドライバーに合わせて改良し、進化していく。良いものをさらにアップデートし、お客さまへ届けたいという豊田章男社長の思いのもと、GRMNヤリスの開発がスタートした。

 モータースポーツから得たノウハウを活かし、約20kgの軽量化、10mmのローダウンによる低重心化、全幅は10mm拡大して空力を改善した。徹底的な走り込みでパフォーマンスを高めた機会式LSDやクロスギアレシオのトランスミッション、ローファイナルギヤのセットも採用。プロドライバーが徹底的に走り込み、より安心して速く走れるクルマに仕立てている。

 詳しく見ていくとクロスギヤレシオのトランスミッションは、1速〜4速をクロスレシオ化。駆動力を最適化するローファイナルギヤを組み合わせている。さらに、耐久レースなどで効果が期待できる1、3、4、5速とファイナルギヤに、SNCM材の採用とショット処理を施し、ショックトルク強度と疲労強度を大幅に向上させた。

 また、ボンネットフードやルーフ、リヤスポイラーには軽量高剛性な綾織CFRPのカーボン素材を用いた。さらに、リヤシートは撤去し2名乗車として、トータル約20kgの軽量化につながっている。

 ボディは、スポット溶接打点数を545点に増やし、構造用接着剤を12m長く塗布してボディ剛性を高めている。

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 なお、さらに走行性能を高めた2種類のパッケージオプションを用意している。ひとつはサーキットパッケージ。

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 その名の通り、スーパー耐久に参戦したノウハウを注ぎ込んだ、ロード性能を追求した仕様となっている。ベース車に対し、

・BBS製GRMN専用18インチホイール
・18インチブレーキ
・ビルシュタイン製 減衰力調整式ショックアブソーバー
・カーボン(綾織CFRP)製リヤスポイラー
・サイドスカート
・リップスポイラー

が与えられている。ボディカラーは、サーキットパッケージ専用色「マットスティール」が設定された。なお、このサーキットパッケージは500台限定のうち、50台のみ用意される。

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 もうひとつのラリーパッケージは、全日本ラリー選手権に参戦したノウハウをフィードバックした、販売店装着オプションパッケージとなる。

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・GRショックアブソーバー&ショートスタビリンクセット
・GRアンダーガードセット
・GRロールバー(サイドバー有)

が用意され、このなかから個別に選択して装着うすることも可能だ。GRMNヤリスはウェブでの受付となる。気になる人は申し込んでみてはいかがだろうか? ベース車は731万7000円(税込み)、サーキットパッケージは846万7000円(税込み)、ラリーパッケージは837万8764円(税込み)。

電気自動車でも走る楽しさを! まだまだある魅力的なクルマ

 このほかにも注目したいモデルが出展されている。バッテリー駆動の電気自動車であるbZ4Xをベースに、走る楽しさをさらに追求したGR SPORTコンセプト。ベース車に対して大径タイヤやスポーツシート、マットブラックのボディカラーでスポーティさを際立たせている。

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 レクサスとしては、コンパクトSUV「NX」のオフロード色を強めた「NX PHEVオフロードコンセプト」を展示。NX450h+をベースに、悪路走破性を高めるオールテレーンタイヤ&ホイール、ブロンズ&ブラックのマット塗装を施したボディカラーにより、アウトドアでも映えるスタイリングを提案している。

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 さらに、GR86開発ドライバーも務めたレーシングドライバー佐々木雅弘選手がセレクトしたパーツを装着した、カスタム仕様のGR86を展示したほか、ル・マン24時間レースで優勝したGR010ハイブリッドをはじめとするレーシングカーをずらりと展示。TOYOTA GAZOO Racingのクルマへの情熱が伝わってくるブース展開となっていた。

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