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シャコアゲブームの流れで再燃! 自主規制で消えたアイテム「カンガルーバー」がいま盛り上がっていた

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TEXT: 土田康弘  PHOTO: Auto Messe Web編集部

クルマや人との衝突で危険性が問われ自主規制の流れに

 そしてヨンクブームの終焉がやって来て間もなくすると、クルマに対する安全意識が急速に高まっていく。そんななかでカンガルーバーなどのグリルバーが「危ない」とやり玉に挙げられるようになる。理由は万が一、歩行者にぶつかった際に人に大きなダメージを与えてしまうことが懸念されたからだ。そのため歩行者保護の観点からカンガルーバーを取り付けるのをためらう風潮が出てきたのだった。製造メーカーも積極的にカンガルーバーを展開しなくなったのもそのためと言える。

 さらに、ブーム後の4WD車はヘビーなクロカン仕様の方向性から、より都会的なSUV指向のクルマへと変貌したのも一因となり、近年では一部のマニア以外では取り付ける例が見られなくなっていた。

初代RAV4 3ドア

金属製のほか樹脂製も登場、シャコアゲ人気のなか再ブレイク

 そんななか近年のアウトドアブーム&SUV人気で自然の中にクルマで分け入るというニーズが再燃している。そのため、よりヘビーな仕様のカスタマイズを求めるユーザーが増えてきたのがカンガルーバー復権の要因となっている。JAOSデリカD:5

 クルマへの安全意識(歩行者への衝突時など)が強くなったことから自主規制した歴史はあるものの、グリルガードなどは国内の制度では指定部品にあたるため、保安基準に適合していれば取り付けても車検は問題なくパスできる(リベットや溶接で取り付けた場合は除く)。つまりドレスアップ的な要素として楽しむ分には問題はないとも言える。KADDISデリカD:5

 また、最近ではスチールやステンレスなどの素材からABS樹脂などに変わり、より安全でありながらも補助ランプのステーとして、またはドレスアップパーツとして安全性も担保したアイテムが多くリリースされている。

 自分だけの愛車を作るのに無骨でワイルドなデザインを持つカンガルーバーを用いるのは効果的であることは間違いなく、クロカンヨンクや流行りのSUVにルーフトップテントやキャンプ道具を載せた、いま人気のオーバーランドスタイルにも欠かせないアイテムでもある。ぜひ、愛車のカスタムに検討してみてはいかがだろうか。

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