半年以上もザラ! 「半導体不足」だけじゃない新車納期遅延の理由 (1/2ページ)

半年以上もザラ! 「半導体不足」だけじゃない新車納期遅延の理由

通常の納期は約1カ月なのだが……

 通常のクルマの納期は、在庫車でなくても、1カ月から1カ月半に収まる。ところが今は、2カ月なら短い部類だ。大半の車種は3カ月から4カ月に遅延しており、半年以上も珍しくない。

SUVは全体的に納期が大きく遅延している

 カテゴリー別に見ると、人気の高いSUVが遅延気味だ。例えばホンダの販売店では「ヴェゼルの納期は大半のグレードが半年で、PLaYは約1年に達したから、受注を中断することもある」という(注:2022年1月31日現在では、HPにPLaYの注文受付を一時停止と記載されている)。

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ヴェゼルPLaYのスタイリングイメージ画像はこちら

 トヨタの販売店では「ヤリスクロスの納期は短くても半年で、カローラクロス、ハリアー、RAV4は、大半のグレードが8カ月以上になる。ランドクルーザーは3〜4年とも言われ、納期がまったくわからない」とコメントした。

ヤリスクロスのスタイリングイメージ画像はこちら

半導体不足だけが原因ではない

 なぜSUVの納期はここまで長いのか。一般的には半導体の不足といわれるが、メーカーの商品企画担当者は異なる意見を述べた。

「不足しているのは半導体だけではない。ワイヤーハーネス、各種のユニットなど多岐にわたる。また新型コロナウイルスの与える影響は、部品やユニットの生産に限らない。流通を含めて、さまざまな滞りが発生している。そのために復旧時期も見えにくい」

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 昨今の報道を聞いていると「半導体が不足しているなら、ほかのメーカーに切り替えれば良いだろう」などと思うが、実際には単純な話ではないようだ。

 またランドクルーザーなどは、日本向けの生産台数が少ないことも、納期遅延の原因になっている。ランドクルーザーの開発者は「生産台数の内、約半数は中東で売られ、そこにロシアとオーストラリアを加えると約90%に達する。しかも需要が旺盛だ」という。要は日本は残りの10%に含まれてしまうから、納期もわからない。

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