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アウトドア=SUVにチョット待った! 一石二鳥が存在しないプロが教える難解なアウトドアカーの選び方

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 本田技研工業/Auto Messe Web編集部

  • キャンプ女子とアウトバック

  • アウトランダーPHEVのフロントスタイル
  • 新型ノアの走り
  • N-BOXのフロントスタイル
  • デリカD:5のフロントスタイル
  • 新型ノア&ヴォクシーに備わる1500Vコンセント
  • ホンダN-VAMのフロントスタイル
  • 使い勝手に優れるN-VAN
  • キャンプ女子とアウトバック
  • スバル・アウトバック
  • アウトバック純正車中泊マット
  • スペーシアギアのラゲッジルーム
  • スペーシアギアのフロントスタイル

一長一短あるアウトドアカー選びをカテゴリー別に解説!!

 アウトドアを楽しむために相応しいクルマとは? 誰もがSUVやミニバン、ステーションワゴンやスーパーハイト系軽自動車、そして軽キャンのベースカーとしても使われている大容量の荷室を備えた商用軽自動車バンなどが思いつくはずだ。しかし、イメージだけで買ってしまうと、あとで後悔することもある。つまり、クルマのカテゴリーごとにアウトドア適性に一長一短があるからである。

ラゲッジに積んだ道具の出し入れが△の「SUV」

 まずはアウトドア人気が抜群のSUVを見ていこう。最低地上高に余裕があり、2WD/4WDを問わず悪路の走破性に優れているのが大きな特徴だ。三菱アウトランダーPHEVや同エクリプスクロスPHEV、トヨタRAV4 PHVような電動モデルを選べば、AC100V/1500Wコンセントを装備でき、車内外で家電品を使えるメリットもアウトドアでは絶大と言っていい。ただし、デメリットとして最低地上高の高さから、ラゲッジスペースのフロア高が高めで(730~800mm)、アウトドアギアなどの重い荷物の出し入れに苦労することもある。アウトランダーPHEVのフロントスタイル

 また、車高が高いため日常生活では全高制限のある立体駐車場に入れないこともある。さらに、HVやPHV(PHEV)を選ばないと、車重の重さもあって燃費性能はそこそこという、所有条件によってはSUVならではのデメリットも見えてくる。

居住性と積載性は◎だが悪路走破性は×の
「ミニバン」

 ミニバン、それもボックス型ミニバンは、車内のお座敷化&ベッドルーム化がもっともしやすい空間の持ち主だ。アウトドアでテントを張るにしても、その空間は緊急時の一時避難場所にもなるし、もちろん車中泊もしやすい。家族や仲間とキャンプに繰り出すにしても、3列シートだから1台で目的地を目指すことができる。新型ノアの走り

 HVモデルを選べばトヨタのノア&ヴォクシーやホンダ・ステップワゴンのように、AC100V/1500Wコンセントが装備されており、車内外で家電品を使えるメリットもキャンプでは絶大だ。ただし、ほとんどのミニバンは悪路走行には適していない。最低地上高は一般的な乗用車と変わらず、4WDを選んだとしても、雨の日や雪道に多少強くなる程度。SUVでしか踏み込めないようなアウトドアフィールドには適していないのだ。新型ノア&ヴォクシーに備わるAC100V/1500Wコンセント

 さらに3列シートだけに1台のミニバンに多人数が乗れたとしても、フル乗車すれば荷物の置き場は最小限。人数分のアウトドアの大荷物を積みこむことは、ルーフキャリアに積まない限り難しいといえる。

積載性は○だけど非力さが△の
「スーパーハイト系軽自動車」

 軽自動車のなかでも、プチバンと呼んでいいスーパーハイト系、つまりN-BOXやスペーシアギヤなどは2名乗車であれば、その想像を絶する室内&ラゲッジルームの大空間にアウトドアグッズを満載できる。多彩なシートアレンジによって、車内のお座敷化&ベッドルーム化も可能だ。購入予算も少なくて済み、もちろん燃費性能に優れるメリットもある。スペーシアギアのフロントスタイル

 もっとも、アウトドアやキャンプで使う荷物を満載すれば、NAの軽自動車ではパワーに余裕がないため加速性能はガクンと落ちる。近所のアウトドアフィールドへの移動ならともかく、長距離を走るとなると、車内の騒音や加速性能に不満が出るかもしれない。アウトドアユースということであれば、できれば加速性能に余裕があり、より静かに走れるターボモデルを選びたいところだ。スペーシアギアのラゲッジルーム

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