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初代ロードスターの偉大さはココでもわかる! マツダ以外からも多数登場した「限定車」の魅力

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

数多くの限定車が登場した

 そうした限定車ごとの小さなサイズのカタログは限定車が発売される度に発行され、その内の手元にあったのは5種類だった。ほかにもNA型ロードスター時代(後期のNA8も含む)には確かこの倍以上の限定車がリリースされたはずだから、今回写真でご紹介できているのはその半分程度となる。

 そのなかでやはり印象深かったのが、1990年8月にユーノス一周年記念として登場した「Vスペシャル」だろう。ユーノス・ロードスターのカタログ

 ネオグリーンの専用ボディ色にタンの革シート、ナルディ・クラシックのウッドステアリング(とMT車はシフトノブ)というオーセンティックなコーディネートは、もともとそういうブリティッシュな世界観にも根ざしていたロードスターだっただけに、すんなりと決まった出で立ちだった。このモデルはその後、そのままカタログモデルのひとつに加わった。ユーノス・ロードスターのカタログ

 同様にユーノス2周年のタイミングとなる1991年8月に登場したのが「Jリミテッド」。ユーノス・ロードスターのカタログ

 限定800台で発売されたこのモデルは、サンバーストイエローと呼ぶ鮮やかなボディ色が特徴だった。この同じタイミングではもう1台、Vスペシャルにブリリアントブラックの専用ボディ色(内装はタン)が加えられている。ユーノス・ロードスターのカタログ

 年次で追うと、その後「Sスペシャル」「Sリミテッド」なども登場した。ユーノス・ロードスターのカタログ

 これらはBBSホイール、ビルシュタインダンパー、フロントサスタワーバーを装備し、専用のサスペンションチューンが施されたモデル。オープン走行を想定し、シートに振動板を組み込んだ専用のオーディオシステム、センソリーサウンドシステムも搭載していた。ユーノス・ロードスターのカタログ

 そのほかにも残念ながら何故かカタログが手元にないが、「JリミテッドII」「RSリミテッド」「Gリミテッド」「Rリミテッド」「VRリミテッド」「SRリミテッド」などの限定車があった。このなかで1996年12月に限定全1500台で登場した「VRリミテッド」は、アールヴァンレッドマイカのボディ色にタンのソフトトップ(コンビネーションA)、エクセレントグリーン+ダークグリーンのソフトトップ(コンビネーションB)が特徴。さらに赤内装の「R2リミテッド」、ネイビーのソフトトップが粋だった「B2リミテッド」などもあった。

 マツダの限定車ではないが、「レーシングビート」「ジアーロ」「ロッド・ミレン」といった社外メーカーのコンプリートカーもそれぞれ魅力的な存在だった。「ロードスターにみる夢。」とは最初のVスペシャルのカタログに記されたコピーだったが、限定車を象徴のひとつとして、クルマの数だけ楽しみ方がある、そのことを教えてくれたのが初代のNA型ユーノス・ロードスターだった。ユーノス・ロードスターのカタログ

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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