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デリカD:5こそ最強アウトドアカー! 迷わず買って問題なしとプロが断言するワケ

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 三菱自動車/Auto Messe Web編集部

強いて欲を言えばAC100V/1500Wコンセント付きがあれば……

 以前、三菱のスターキャンプを訪れた際、初日は晴天だったのだが、翌午前中はなんと豪雨。誰もが慌てて撤収を始めたのだが、そうした際の荷物の積み込みやすさも、荷室のフロアが低く、より大容量のデリカD:5のほうがスムースで、スピーディに作業が行えることを実感した。三菱デリカD:5

 悪天候下だから、持ってきた荷物を完全に元のように畳んだりできないため、行きより荷物がかさばってしまっても、デリカD:5の荷物の積載力ならOKということ。デリカD:5で参加したアウトドア&キャンプの達人も、まったく同意見だった。もっと言えば、両側スライドドア車であれば、大開口スライドドアからの荷物の出し入れもより容易。3方から家族一丸となって一気に荷物を積み込めるメリットもあったりする。

 また、テントを張るのが前提だとしても、天候が変わりやすい山間部では急な天候悪化などによって、車内に一時避難することもアウトドア、キャンプではありがちだ。そんなときも、SUVの実際、ワゴンやセダンと変わらない室内空間より、大空間で2列目席でも足を伸ばしてゆったりでき、シートアレンジによる車内のお座敷化、ベッド化もしやすいミニバンのほうが使い勝手がいいのである。三菱デリカD:5

 ただし、同じ三菱のラインアップで唯一アウトドアやキャンプに適したアウトランダーPHEVと比べ、デリカD:5が”残念”なのは、クリーンディーゼルモデルだけのため、車内外でコーヒーメーカーや簡易電子レンジなどの家電品が使えるAC100V/1500Wコンセントが付かないこと。

 とはいえ、キャンプサイトに電源があれば問題ないし、火を使うことができれば解決するケースがほとんどだろう。よって、やはり最強のアウトドアカーは、本格SUV同等の走破性、大空間、荷室の広さ、ロングドライブでの快適性を誇るデリカD:5で決まりというわけだ。もっとも、筆者の個人的理想は、最新のアウトランダーをベースにした電動デリカD:5(AC100V/1500Wコンセント付き)なんですけどね……。三菱自動車さん、ぜひとも検討を!!

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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