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トムスとデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社が協業の進捗具合を報告 今後の取り組みにも注目

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: トムス/TOYOTA GAZOO Racing

広島に整備される“モビリティ・エンターテイメントの聖地”に期待

 4:EV技術などの開発、EVレース場の運営と、5:E-Sportsの展開とDigital Twinsの実現に関しては、競技用やレンタル用のカートを開発する一方で、アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”を謳う『ひろしまモビリティゲート(名称仮)』が広島県の再開発事業において採択されたことが報告されました。

ひろしまモビリティゲート

 こちらではトムス・フォーミュラ・カレッジやサイクリング、野外イベントなどが実施できる多目的サーキット広場のほか、室内EVカート場やレーシングシミュレーターが体験できる施設が集まったものになるとのこと。例えば、仲間と一緒にカートを楽しむために出かけて、待ち時間の間にシミュレーターを使ってバーチャルのレースを楽しむ、といったアイディアも披露されていました。

 さらに6:スーパーシティ・スマートシティとの連携では、21年に内閣府と群馬県前橋市が推進する『交通テック×脳テック』において、ドライブシミュレーターを提供。住友ベークライト社が開発したの高性能脳波測定器を利用し、運転中の脳波の研究を実施しています。今後も参画を継続し、シミュレーターシステム、解析装置などを高精度化させながら、運転中の脳波研究を継続することで交通事故削減へと繋げていくという方針が示されていました。

交通テック×脳テック

 7:オートメーカー全般を含むESG戦略の策定に関しては、日本レースプロモーション(JRP)がプロモートするSFで推進している『NEXT50』において、デロイト トーマツがトップパートナーに就任し、今後もカーボンニュートラルに向けたさまざまな取組やモータースポーツ全体の変革支援の実施を予定していると発表されていました。

 これまでの具体的な成果は明らかにされていませんが、トムスの谷本 勲社長は「目指すべきものが大規模なので、この1~2年の成果としてではなく、中長期の視点で見ていますが、大きな取り組みに着手し一歩一歩進めているということだけは間違いありません」と力強くコメントしていました。

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  • レースデータ分析
  • ひろしまモビリティゲート
  • 交通テック×脳テック
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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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