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「まったくクラウンらしくない」は60年前からの伝統! 元祖トヨタ「ニュークラウン」も革新的だった

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TEXT: FEN  PHOTO: FEN/トヨタ自動車

  • 初代トヨペット・クラウンのカタログ
  • 「ニュークラウン」で居室が広く快適になった
  • インパネのデザインも洗練された
  • 「多くの新機構をもつX型フレーム」
  • エンジンは初代のままだった

16代目トヨタ・クラウンがついにデビュー

 クラウンが進化するたびに「こんなのクラウンらしくない……」と言われます。しかし、豊田章男社長の言う通り「クラウンの歴史はチャレンジの歴史」なのです。過去のクラウンを振り返ってみると、飛躍的に進化を遂げたモデルがあることに気付かされます。

「観音クラウン」が時代遅れになっていた60年前

 初代トヨタ・クラウンがデビューしたのは1955年のこと。リヤのドアが前開きという特徴的な開き方から「観音クラウン」と呼ばれています。初代は1962年まで製造されたロングセラーとなりましたが、ライバルの日産セドリックやプリンス・グロリア(当時は別メーカーの違うクルマでした)のスマートさに比べると、さすがにモデル末期には時代遅れとなっていました。

初代トヨペット・クラウンのカタログ

最初の「ニュークラウン」でまったく別物に進化

 そこで1962年に「最初」の新型クラウンが登場。この2代目クラウンはカタログや広告で「ニュークラウン」と大々的にNEWが強調されていました。それでは、どれだけ「ニュー」なのか見ていきましょう。

 初代に比べて、約70mm低く、約200mmも長いロング&ローのボディ(全長4610mm×全幅1695mm×全高1460mm)になりました。当時は、車高を低くしつつ居住性を向上させるために、シャシー構造やサスペンションなどの努力をしていた時代だったのです。4灯ヘッドライトも初採用です。

「ニュークラウン」で居室が広く快適になった

 インテリアもニュークラウンの名前にふさわしい進化を遂げました。ホイールベースが160mm長くなり、居住性も大幅に向上。インストルメントパネル上部を柔らかいパッドで覆い、鉄板むき出しの部分が減りました。ちなみにウインカー操作はステアリングに備わる銀色のホーンリングを回して行います。

インパネのデザインも洗練された

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