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いくつ分かる? 「リーフ」に「トーションバー」「ダイヤフラム」などクルマ用バネの仕組みと役割とは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

  • コイルスプリング

  • 200系ハイエースのリーフスプリング
  • コイルスプリング
  • ATS製の強化クラッチ

コイル以外にも沢山のタイプがある自動車用スプリング

 足まわりを構成する部品は数多くあり、そのひとつが『スプリング』だ。代表は金属の線材をグルグル巻いたコイル形状で、純正サスペンションでよく使われる荒巻きや車高調で使用される直巻きがあり、直径や巻き数は車種や目的によりさまざまだ。しかしスプリングの種類はコイル以外にも沢山あり、クルマに使用されているのは足まわりだけと限らない。

沢山の荷物を積む商用車の後輪に採用
「リーフスプリング」

 たとえば板バネとも呼ばれるリーフスプリングがある。異なる長さの細長い金属板を重ね合わせた構造で、その板をしならせて路面からの衝撃を吸収する働きがある。おもなメリットは作りがシンプルなので製造や加工が楽なことに加え、パーツ点数を少なくすることができて耐久性や耐荷重性に優れていること。トラックやバスといった商用車でよく使われているほか、有名なところではハイエースやハイラックスなど、頑強さが求められるクルマのリヤサスなどに使われることが多い。

 リーフスプリングの枚数やしなり具合を変更すれば、車高や乗り心地を好みにカスタムすることが可能。車種によってはノーマル車高/ローダウン/リフトアップと、3つのキットを設定しているアフターパーツ製のアイテムもある。200圭ハイエースのリーフスプリング

捻れた棒の反発力を活用する
「トーションバースプリング」

 また、トーションバーと呼ばれるスプリングもある。棒状の金属を捻った際に発生する復元力を利用しており(雑巾を絞って手を放したときのイメージ)、その原理から捻り棒バネや捻りバネといった呼び方もされている。足まわりに使われるようになったのは1930年代からで、トーションバーの径が細いほど柔らかく、逆に径が太いほど硬くなるのが特徴だ。

 国産車の採用例はスバル360やワンダーシビック(EF型)、また現在ではハイエースのフロントなどに使われている。チューニングの方法は上で書いたように系を太くした強化トーションバー、そして車高は取り付け部のカムを回転させて調整することが可能だ。なお現在はメインスプリングとして使われるケースこそ減ったが、ロールを抑えるスタビライザーもトーションバーのひとつと言える。

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