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いくつ分かる? 「リーフ」に「トーションバー」「ダイヤフラム」などクルマ用バネの仕組みと役割とは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

お馴染みの「エアサス」やクラッチには「ダイヤフラム」が使用される

 ドレスアップのカスタムメニューでよく聞くエアサスも、空気を圧縮したときの弾力を利用するバネだ。タイヤを外すことなくボタンひとつで車高調整できるのが最大の利点で、街乗りではほどよいローダウンとし、イベント展示のときだけベタベタに落としたりと、使い勝手の良さはコイルスプリングを採用する車高調より上だ。ただしパーツ点数が多いうえクルマへの取り付けも相応のノウハウが必要で、必然的にパーツ代と工賃は高くなりやすく、構造変更を受けなければ違法改造になってしまう。

 コイル以外のスプリングは足まわり以外の部分にも使われている。小さいスペースで大きな荷重が受けられる皿バネの1種で、中央に穴が空いた皿に切れ込みを入れたダイヤフラムスプリングは、軽量コンパクトかつ性能の低下が少ないことが利点で、自動車では駆動系のクラッチに使われることが多い。ATS製の強化クラッチ

 もうひとつは薄い線材を蚊取り線香のようなカタチにした渦巻きバネで、線材同士が擦り合わず復元力が均一な非接触タイプが、シートベルトの巻き取り装置やシートのリクライニング機構に利用されている。

* * *

 知っていて何かに役立つか? と言われれば微妙だが、クルマ好きなら知っていて損はないだろう。まずは愛車のサスペンションにどんなスプリングが使われているのかを確認してみると、興味がわくようになるはずだ。

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  • 200系ハイエースのリーフスプリング
  • コイルスプリング
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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