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車好きの「あるある」行為は現在も変わらない!? 輪止めから離れて駐車するのには理由がありました

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 本田技研工業/写真AC

  • 輪止めにタイヤを当ててるイメージ

  • 輪止めにタイヤを当ててるイメージ
  • 輪止めまで下げないチューニングカー
  • 検問のイメージ

昔のクルマ好きあるあるは今では通じない?

 些細なカスタムも違法改造になってしまった昔はいざ知らず、今やディーラーでチューニングやドレスアップができる時代。とはいえ興味のない人にとって異世界なことは変わらず、カスタムカー乗りなら当たり前のようにやっている行動が、共感どころか意図すら伝わらないケースも少なくないのだ。ちょっと特殊なクルマ好きならではの、あるあるネタをいくつか挙げてみよう。

車高短好きを悩ます轍や段差に輪止めの恐怖

 まずはローダウン車両にありがちな走り方。普通なら何も考えずに真っ直ぐ横切る歩道の傾斜や踏切、甚だしいケースでは道路の轍までいちいちハンドルを切り、斜めに徐行するシーンを見たことがある人もいるだろう。コレは車高を落としたせいでロードクリアランスがなくなり、フロアや足まわりを地面にヒットするのを回避する行為だ。

 周囲のクルマにしてみれば予想外すぎる動きであり、ノロノロ運転にイラッとしても不思議じゃない。それほどまで下げたら違反じゃないのかと思うかもしれないが、傾斜によっては保安基準に適合した車高でも擦る可能性はある。

 もうひとつローダウン車にありがちなのは、駐車場でやたらと輪止めを気にするケース。リップスポイラーが付いていたりマフラーを交換している車両は、とくに慎重になりがちで、大切なパーツがゴツンと当たれば物理的な破損はモチロン精神的にもダメージが大きい。輪止めから離れて駐車しているカスタムカーがいても、車両感覚がないと笑わずに温かい目で見てあげよう。

輪止めまで下げないチューニングカー

ついつい車名ではなく型式で呼んでしまう

 次は走り屋に多いクルマの呼び方。普通の人が日産シルビアやホンダ・シビックなど車名を使うところを、シルビアならイチサン(S13)やイチヨン(S14)やイチゴー(S15)、シビックならイーエフ(EF9)とかイージー(EG6)とかイーケー(EK4)といった車検証に記載されている型式で呼ぶ。仮に搭載されているエンジンが同じであっても、型式が異なれば違うクルマに近い感覚なのだ。

 余談だが昔のシビックはモデルごとに「ワンダー」や「スポーツ」などの愛称があり、型式ではなくそちらで呼ぶ人も少なからずいる。

ノーマル車では発しない音などでの特別感

 次は最近でこそ絶滅危惧種に近いと思われるものの、快適性を阻害する要素を自慢げに感じるメンタル。ペダルが重く唐突に繋がる強化クラッチやブレーキのキーキーとうるさい鳴き、機械式LSDのチャタリング音と、普通の人は故障と勘違いしそうな事象ですら、特別なクルマを操っていると誇らしげな気持ちになることが往々にしてあった。

 ただし近年では個々のパーツやセッティングが進化し、昔のように乗りにくいチューニングカーはまず見ない。今どきのクルマに今どきのパーツを組んで同じ様な症状があれば、本当にどこか故障していたり作業ミスの可能性もありえるので注意しよう。

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