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「トライアンフ」が約30台参加! 大黒PAに集合して「スピットファイア」の生誕60周年を祝うミーティングが開催されました

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

三浦の「リバイバルカフェ」まで連なりミーティング

 去る2022年10月2日(日)に、トライアンフ愛好家たちによる「スピットファイア60thアニバーサリーミーティングinリバイバルカフェ」が開催された。横浜の大黒PAに集合したオーナーたちによるツーリングも行われた当イベントに参加したのは、歴代のスピットファイアおよびTRシリーズの各車。そのディテールの違いと走行時の雰囲気や挙動をチェックすることができた。

 ちなみに、オースチン・ヒーレー・スプライトMk-1がオースチンやモーリスといった大衆車のパーツを流用していたのと同じように、スピットファイアはトライアンフの大衆車である「ヘラルド」(1959年デビュー)をベースとしていた。

 エンジン、サスペンション、フレームといった主要コンポーネンツがヘラルドから流用されたが、同車は当時の英国車としては進歩的だったといえるスイングアクスル式のリヤサスペンションを採用しており、これは楕円リーフであったライバルのスプリジェットに対する操縦面でのアドバンテージポイントとなった。そのため、大黒PAを出発して神奈川県三浦市にある古い蔵をリノベーションした「リバイバルカフェ」までのツーリングは、思いのほかハイスピードであった。

 スピットファイアのボディデザインを担当したのはイタリア人デザイナーのジョヴァンニ・ミケロッティで、ヘラルドやTR4なども彼の作品として知られている。走っている姿もカッコよく、24年前にトライアンフ「GT6」を買いに行ったことがある筆者はトラ愛が再燃。またまたトライアンフ欲しい病が再発してしまった。

 今回の「スピットファイア60thアニバーサリーミーティングinリバイバルカフェ」には29台の歴代トライアンフが参加したが、日本でこれだけの台数が集まったのは2012年(参加台数80台)と2014年(参加台数45台)に行われたトライアンフミーティング以来とのこと。往時のことを知るオーナーたち(リバイバルカフェが主催した今回のミーティングをサポート)は高揚感を味わいつつ、感慨深い表情をしていた。

* * *

 来年はトライアンフの100周年となるので、リバイバルカフェの代表であり、自身も1965年式のスピットファイアMk-Iを愛用している三﨑由湖さんは「何かイベントを開催できるといいな、と、みんなで話している」とのことだったので、期待して待つことにしよう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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