インテリアはオーダーメイドすることができる
エクステリアでは、フロントのリップスポイラーが高速走行時のリフトを低減し、操縦安定性をさらに向上させる。同時にノビテックのデザイナーは、ダックテール型のリアスポイラーを生み出し、リアのダウンフォースも同時に高めた。
フロントフードとリアエンドのエアインテークに装着されたネイキッドカーボン製のエレメントによって、視覚的な完成度をさらに高めている。例によってアメリカのVossen社と共同開発したホイール「NF 10」を装着する。
最先端の鍛造、機械加工技術を駆使して製造されたそれは、美しい5本の繊細なスポークからなるもので、軽量性と最大限の強度を持つ仕様に仕上げられている。フロントには20インチ、リアには21インチサイズが装着され、タイヤは各々255/35ZR20、325/25ZR21のサイズ設定となる。またサスペンションにもノビテックのスポーツスプリングが装備されており、それによって車高は約20mmダウン可能だ。
最高級のアルカンターラとレザーで完全にオーダーメイドすることもできるインテリアも、ノビテックが誇りとする部分だ。そのフィニッシュは、スーパースポーツのスパルタンさというよりもGT(グランツーリスモ)のラグジュアリーな世界、そしてそこに身を委ねることで得られる安らぎを感じさせるもの。同じノビテックの作品でも、彼らはブランドの違いをきちんとそれに反映しているのだ。