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どうしてホンダは1代限りのクルマを連発する? 「エレメント」「S−MX」など時代を先取りしすぎた車たち

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: 本田技研工業/AMW編集部

復活希望のモデルを振り返る

 巨額の開発費や長い年月などをかけて新車を開発し、発売したものの、鳴かず飛ばずというのはよくあること。車種を絞って当たりを引きに行く昨今は減っているが、どのメーカーも多くの車種をラインアップしていた時代は当たりもあればハズレもあった。

 自動車づくりは博打と言われるほど。とくにホンダは一代限りで終わってしまった車種が多いメーカーだ。なかには、そのハズレではないのに、一代で姿を消してしまったモデルもあったりするのは、飽きっぽいメーカーと呼ばれるがゆえか。なかにはもったいないモデルもあるのは事実。今回は、ホンダ車に絞って、一代限りで消えた復活希望モデルを紹介しよう。

S-MX

 今でも走るラブホなどと言われてネット記事などで取り上げられることが多い、半ば伝説の車種。実際はそんなにラブラブしていたわけでもなく、ただフロントがベンチシートになっていただけだった。とはいえ、使い勝手もよく、デザインもシンプルながら個性的だっただけに、消滅は残念。S-MXに限らず、個性が強いクルマは代が減るごとに当初の持ち味がぼやけてきがちなだけに、一代でなくなるのもクルマ好きの思い出としては悪くはないかもしれない。ちなみに1996年から2002年まで売っていたため、長命車ではある。コンセプト自体はいいので、復活したら楽しいかもしれない。

HR-V

 正確には海外では今でも健在で、日本でのヴェゼル的なポジションで存続はしている。日本では一代限りで消えてしまった、個性派SUVだ。しかも3ドアというSUVには禁じ手的なスタイルで登場したがさすがに芳しくなく、5ドアを追加して売れ始めたのは皮肉だ。デザイン的には3ドアのほうがよかっただけに、難しいところである。今なら受け入れられるかも!?

エレメント

 本来は北米向けのクロスオーバーSUVで、ワゴン的なテイストをプラスしていた。全長は4300mmで、全高は1790mmなのだが、全幅が1815mmとかなり大きく、取り回しはさすがによくなかった。観音開きやサーフボードも積める車内など頼もしさはあったものの、日本では2003年から2005年の3年間しか販売されなかった。復活希望モデルの筆頭で、今になって中古価格も上がってきている。

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