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クラシックラリーで小学校を訪問する理由とは? クルマを文化財として認知してもらうための情操教育でした

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/村田尚弥/山口賢二/AMW編集部 米澤 徹

クルマに興味を持つ“きっかけ”になると嬉しい!

2022年11月24日~27日に開催された「クラシックジャパンラリー2022 門司」は、クラシックカーを歴史的に重要な文化遺産として捉え、次世代を担う子どもたちに、見て、触れてもらうことも重要視しています。現代のクルマしか知らない子どもたちに、クラシックカーを見た印象を聞いてみました。

「クラシックカー=ステキなクルマ」と語る山鹿小学校の生徒たち

ファミリーカーに明確な定義は存在していないが、いつの頃からか車体が大きくなり、家族全員が乗車でき、荷物の積みおろしがラクなミニバンが代表的なものになった。そのため、小学生1~2年生ぐらいまでのキッズたちが描くクルマの絵が、セダンからミニバンへと変化したのだ。

ここ最近のSUVブームの影響で、もしかしたら最低地上高が高いクルマの絵が子どもたちの間で主流になっているのかもしれない。いずれにせよ、セダン、ステーションワゴン、スポーツカーはキッズたちにとってメジャーなクルマではなくなってしまった。

ミニバンやSUVが大人気という状況の中で、子どもたちにとってクラシックカーは見かける機会が極めて少ないマイナーな存在と言えるだろう。もしかしたら、フェラーリやランボルギーニ以上にレアなクルマになっているといえるのかもしれない。

去る2022年11月24日~27日に「クラシックジャパンラリー2022 門司」が開催された。このラリーはクラシックカーを歴史的に重要な文化遺産として捉え、次世代を担う子どもたちに、見て、触れてもらうことを重要視している。実際に目の当たりにすることで、子どもたちが完調を維持するために必要な匠の技術に興味を持ち、職人への尊敬心を育む機会となることを期待しているそう。「クラシックジャパンラリー2022 門司」開催時は、2日目に700人の子どもたちが待つ山鹿小学校と、今年廃校となってしまう全校生徒24人の平小城小学校を訪問した。

往年の名車たちが校庭に並び、目を輝かせている子どもたちに「クラシックカーって、どんなイメージだった?」と尋ねてみたが、下記のような回答をもらうことができた。まずは、山鹿小学校の生徒たち。

「オープンカー、ハンドルが大きいクルマ、音楽が流れる、ゴツイ機械、ボディが大きい、色や形がイイ、シートに座ると心地よい、ステキなクルマ、車体の色が朱色」

おそらく、山鹿小学校の周辺は、クラシックカーのイベントが頻繁に開催されている地域ではないはずだ。そのため、インターネットやテレビなどの何らかの媒体を通じ、車名こそ知らないものの、子どもたちもブガッティのようなクルマの存在を知っていたのかもしれない。今後も、イベントを通じ、興味を持ってもらい、さまざまなメディアから、クルマに関するいろんなことを学んでもらえたらいいなと願う。

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