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地下駐車場オッケー!? 車高209センチのキャブコン「Puppy210」は764万5000円から! 行動範囲が広がる秀逸キャンパーに注目です

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

自宅カーポートにも駐車可能

キャブコンともなると、どうしても高さが気になってしまう。一般的な立体駐車場、地下駐車場の高さ制限は210cm、もしくは220cmに設定されている。これを同社のキャブコンPuppy480で例えると、全高が2750cmの設定だから入れることができない。

こうした理由もあり、立体駐車場付きのマンションに住んでいる方はもちろん、一般住宅に設置してある屋根付きカーポートも、高さ制限の壁があり、キャブコンが欲しくても買えないという現状があった。

キャンパー厚木では、こうした悩みを解消させるべく、今までない斬新な発想によって生まれた業界初、立体駐車場対応キャブコンPuppy210を誕生させたわけである。

Puppy210の全高は、立体駐車利用を意識した209cmに設定。より低くするために、ラダーフレームとの差を極限まで詰め、また、タイヤ・ホイールも出来る限り低くするため、純正15インチから13インチにインチダウンさせている。

安全性の面からダブルタイヤはそのままに、重量配分も最適化。車高が低いことで、走行安定性は通常のキャブコンよりも良く、低重心化によって軽快な走行性能を発揮してくれる。

ポップアップルーフがある幸せ

室内スペースはキャブコン初となるポップアップルーフ展開によって大人が立って移動できるスペースを確保。このポップアップルーフを開けると室内高は約2mに達するので、圧迫感はまったく感じない。

シートレイアウトは、キャビン部分に3人、セカンドシートが後ろ向きに3人、サードシートが2人となり、乗車定員は8名、就寝定員4名を実現。ユニークな構造なのが、ポップアップルーフ部分に1人用のハンモックベッドを備えている点。このハンモックベッドは、子どもだけでなく大人も寝そべりたくなる魅力を持った面白い構造だ。

車両価格(消費税込)は、6ATの2WD仕様で764万5000円となる。

* * *

通常モデルのPuppyのシェルをカットし、カムロードのルーフに合わせて全高209cmのモデルとしてまとめ上げたポップアップルーフ搭載の新発想キャブコン「Puppy210」。低床構造がもたらす安定した走りと、現地に到着した際に瞬時に快適空間を作り出せる可変機構がキャブコンの新たな可能性を切り拓き、次なるステージへと導く存在になったといえるだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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